第6回 宇宙ユニットセミナー 2009年12月9日(水)18:15-19:45 場所:理学研究科1号館6階 201号室 講演者:阿瀬貴博氏(東京工業大学 大学院理工学研究科理学研究流動機構) 過去の宇宙線変動のプロキシとして、これまでC-14やBe-10等の宇宙線 生成核種の記録が様々な古気候アーカイブから復元されている。 本研究では約4万年前の地磁気イベント(ラシャンプエクスカーション)を対象 として、南極氷床コア中の複数の宇宙線生成核種(Be-10, Al-26, Cl-36)の 分析を行った。 分析結果からは、地磁気減少に伴うBe-10とAl-26のピークが確認されたが、 Cl-36はこれらとは大きく異なった変動を示した。 発表ではCl-36の異常の原因について考察し、宇宙線生成核種の生成率と 太陽活動、地磁気変動との関係について議論を行う。