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-- 25 March 1998 --

- From #201 we cite 3 articles -
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* 1996/97 Mars Sketch (3)
--Clouds at the Tharsis Ridge and Olympus Mons, Morning and Evening
* Letters to the Editor
-- from CMO #200 & #201--
* 10 Years Ago (31) (Japanese)
-- CMO #047 (10 March 1988) & #048 (25 March 1988)-


1996/97 Mars Sketch (3)
Clouds at the Tharsis Ridge and Olympus Mons, Morning and Evening (English)
タルシス三山とオリュムプス・モンスの朝夕雲 (Japanese)

Letters to the Editor -- from CMO #200 & #201-- (English)

Letters to the Editor (from CAVE, QUARRA and WHITBY)
in which two photos by QUARRA at Miami are included


From CMO#047 10 Years Ago (31) (Japanese)
-CMO #047 (10 March 1988) & #048 (25 March 1988)-

 火星は三月中は「いて座」を順行して、三月8日には海王星の南を通過した。しかし赤緯はまだ南緯20度以上あり、日の出時の高度は上がらず観測条件は悪かった。しかし、視直径は三月上旬に6.0秒角を越えて、やや大きくなってきた。

 OAA MARS SECTIONによると、二月下旬は天候不順で観測数が少ない。三月上旬になり、天候は回復してやや観測が捗ったようである。観測報告者は、南政次氏(大津)・長谷川久也氏(茨城)・岩崎徹氏(北九州)の三名である。
 三月上旬にはS SabaeusからSyrtis Mjまでの地域が観測されていて、輝きのなくなったHellasが捉えられている (Ls=160゜付近)。暫くはHellasと南極冠(spc)の関係に注意を払うようにとの観測目標が示された。

 記事としては、#047にBAAのR J McKim氏から送られてきた"Circular Letter to Active Observers of Mars"の要約が南氏により紹介された。火星観測期の始めにこのようなCircularを出すのはBAAの伝統とのことで、今接近の概況・黄雲への注意・南極冠消失状況観測の留意事項・観測報告用紙の体裁などが記述されているという。

 #046には、「第2回・惑星観測者懇談会」レポートと題して阿久津氏からのお便りで、標記の集まりの概要が報告された。参加者は、松本直弥・白尾元理・石橋力・中神輝男・長谷川久也・木村陽一・阿久津富夫の各氏で、今期の火星写真撮影のテクニックについて白熱した議論があったとのことである。
 連載中の、「D.C.パーカー氏の火星写真(1986年)の紹介」は、(その14) #047, p409、(その15) #048, p414と掲載され、12 Sept (242゜Ls)から 13 Oct (262゜Ls)までの四枚の 画像についての解説がある。視直径は15秒台で10月には12秒台に落ちているが、特徴は捉えられている。此のシリーズも67葉の写真を紹介して連載を完結した。

 D C Parker氏からの来信には水素増感テクニカル・パン(TP2415)の話とMarsWatch'88に就いての案内があった。MarsWatch'88はプロ・アマの連携とネットワーク作りに関しての提案で、日本は阿久津氏と南氏が指名されているようである。
 その他の来信には、Barry S Adcock氏(Australia)・Leo Aerts氏(Belgium)・頼武揚氏(台北)・廬景猷氏(永和・台湾)・松本直弥氏・長谷川久也氏・石橋力氏・岩崎徹氏からのお便りがある。

(Mk) 村上昌己

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