福井では南政次氏と中島孝氏が10日から観測を開始したようです。視直径は未だ4.9”でしたから、のんびりユックリしていたようですが、火星は「双子座」にあって速く昇りますから、早朝まで頑張れば四十分ごとに四,五枚スケッチが取れるようで、本人達が驚いています。そのため隔日にやっているようですが,台風さわぎとCMOの準備で今は休んでいるようです。CMO/ISMO #389は海外は19日に発送されました。国内は21日に発送されたようですから、もう着き始めているでしょう。

 藤澤の方は久しぶりの台風直撃で電車が止まるなど騒ぎになりました。私も望遠鏡の赤道儀を外して避難させました。残暑の晴天続きで二週間ほど続いていた黒点観測ですが20日で途絶えました。

2011年九月25

OAA火星課長 村上 昌己


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