編 集 後 記


 

前号の編集が終わり暑さを避けて七月2日に蓼科へと移動した。諏訪地方でも梅雨明けはまだで曇天傾向が続いていたが、6日には青空が広がって強い日差しが照りつけて、標高1400mの高地でも28℃の気温を記録した。暦どおりの「小暑」、暑さの始まりだった。晴天は夜半まで続いて、「留」をすぎた火星を見ることが出来た。今回は10cm屈折とASI210MMカメラによる撮像テストも目的で、中旬までの滞在期間に梅雨の晴れ間の好シーイングに出会いたいものだと望んでいる。

 


画像は6日の火星撮像後に撮したもので、このあとは雲が来襲して曇ってしまった。土星・アンタレスとの位置関係を示している。順行に移った火星は八月24日にアンタレスと接近する。

七月10日記

火星課長 村上昌己


日本語版ファサードに戻る / 『火星通信』シリーズ3 の頁に戻る