LtE in CMO #270

From Toshio SATO


●・・・・・・ご書簡とともに、『火星通信』の最新号(No.266-268)をご恵贈下さいまして、御礼を申し上げます。一通り拝見しまして、内容豊富、しかも小生興味のLowellや金星過日についても、多彩で活気に満ちた情報があって、驚きました。このような活動が、これまで火星課の中で行われてきたこと、迂闊にも知らずにいました。

 

 2004年春のSheehan氏来日時の計画については、ご希望があれば東京周辺のLowell所縁の場所の幾つかをご一緒に訪ねることはできると思います。・・・ミニ集会の件については、ローウェル協会の横尾広光氏へもお伝えしておきたいと思います。

 

 CMO(No.267p3500)の高成玲子氏(いまだお目にかかったことはありませんが)のお便りを見て、小生の気まぐれな調査行のことまでご存じなのは吃驚しました。松江で探したものはHearn"The Transit of Venus"という作品で、火星に関するものではありません。金星過日のある來年は、Hearn没後百年にもあたり、この機会にこの作品が見い出されて紹介されることになれば、時宜に適うことと期待するものです。

 

 お尋ね頂きましたLowellの京都行きについては、何のことも知りません。行かないハズはないと確信するのですが、未だにevidenceを掴めずにいます。・・・・・

                  (272003)

 

○・・・・・・・・FAXにて、また興味深い情報をお送りいただきました。

 村上さんからいただいたフランス隊の集合写真は小生にとり刮目もので、よくぞ掘り出されたものと、感嘆しました。

 

 この中の日本人らしい人物は、ほぼ間違いなく「清水誠」だと思います。村上さんへは日本燐寸工業史サイドから清水誠を扱った文献をお送りしましたので、いずれその中の肖像から、南さんの眼でもご確認いただけるものと思います。

 

 なお、筆者の関崎正夫氏は、お会いしたことはありませんが、金沢の方なので、お訪ねしてあの写真をご覧にいれれば、貴重な資料として喜ばれることと思いますし、さらにidentificationの確認はもちろん、撮影時期や場所についても、こちらでは気付かない別のご意見があるかも知れません。

 

   詳しくお知らせいただいたフランス観測隊メンバー決定のChronologyを念頭に入れて、このあたりの事情を、もう少し探ってみたいと考えています。

 

 このたび、興味深いご連絡を頂いたお陰で、長年放置していた雜資料をゴソゴソかきまわすことになり、思わぬ再発見に興奮したりしています。

 

 ご調査のさらなるご発展を祈ります。

                          (22003 FAX)

 


佐藤 利男 (Toshio SATO 東京 Tokyo)


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