編 集
後 記
今年の夏も梅雨明け以降に各地で猛烈な暑さとなった。40℃以上に気温が上がった日を酷暑日と呼ぶことになったという。関東南部の当地でも、七月下旬に遅れていた梅雨明けになると、猛暑日が出るようになった。
梅雨明け後の晴天傾向は長続きせずに、八月になると曇天傾向となり、気温も平年並みになって猛暑日から解放された。関東以北ではオホーツク高気圧の圏内で冷夏傾向となったが、西日本では気温が高く猛暑日が続き、東海地方では酷暑日になることも多かった。下旬には秋雨前線が活動的になり、台風の接近もあり、各地で記録的な大雨となって被害の出た所も多かった。九月になっても関東の曇天励行は続いて、東京では降雨のあった日が八月下旬から九月末までの35日間連続を記録した。十月になっても晴天は続かず、夜間の観測はほとんど出来なくなっている。

続いた曇天傾向の日照不足で農作物に影響が出ているが、ご近所の植物の世界では季節は進んでいて。秋の風情になってきている。サルスベリ(百日紅)は、名前の通りに長く花を付けている。彼岸花も秋分の頃には咲いて、このところでは、キンモクセイが香りはじめ、ムラサキシキブの実も色付いている。
火星は十月には朝方の東の空の「かに座」に進んでいて、右図のように十日頃には「プレセペ」星団の中を通過してゆく。毎日の午前三時 (JST) の位置を示している。
視直径は十月中に6.0秒角を上回るが、接近はまだまだゆっくりである。
前回も取り上げたが、「西矩」は黄経では、11月20日、赤径では、11月28日で、「しし座」レグルスの近くでの現象である。この頃には眼視観測のスタートの視直径8秒角に達している。
十月6日記
村上昌己