せいめい望遠鏡「はやぶさ2帰還カプセル」を捉える

2020年12月5日18時10分ごろ(日本時)、京都大学岡山天文台のせいめい望遠鏡は小惑星探査機「はやぶさ2帰還カプセル」の撮影に成功しました。
「はやぶさ2」が「帰還カプセル」から離れていく様子がわかります。

撮影時刻 18:10 露出時間 300秒 カプセルの動きに合わせて望遠鏡を動かしています。視野 11’x6’
画像上が天の北極方向  クレジット:京都大学岡山天文台 / 東京大学
アニメーション動画 撮影時刻 18:04-19:30 17フレーム 各フレーム露出時間 300秒 カプセルの動きに合わせて望遠鏡を動かしています。
視野 11’x6’  画像上が天の北極方向  クレジット:京都大学岡山天文台 / 東京大学
アニメーション動画 撮影時刻 19:47-21:33 21フレーム 各フレーム露出時間 300秒 カプセルの動きに合わせて望遠鏡を動かしています。
視野 11’x6’  画像上が天の北極方向  クレジット:京都大学岡山天文台 / 東京大学
アニメーション動画 撮影時刻 21:43-22:54 14フレーム 各フレーム露出時間 300秒 カプセルの動きに合わせて望遠鏡を動かしています。
視野 11’x6’  画像上が天の北極方向  クレジット:京都大学岡山天文台 / 東京大学

「はやぶさ2帰還カプセル」 星の間をカプセルが移動します。

撮影時刻 2020.12.05 24:30-25:10 5エリア撮影 各エリア露出時間 200秒 画像上が天の北極方向
視野 11’x6’ クレジット:京都大学岡山天文台 / 東京大学

 この観測は「おかえりはやぶさ2観測キャンペーン」(主催:JAXAはやぶさ2プロジェクト、日本惑星協会、日本公開天文台協会)の一環としておこないました。観測に必要な「はやぶさ2」「帰還カプセル」の位置情報は「おかえりはやぶさ2観測キャンペーン」より提供を受けました。

 使用した観測装置は、東京大学との共同開発中の3色同時撮像カメラ TriCCS(トリックス)です。TriCCSは、超新星爆発、恒星フレアや激変星等の観測を目的に3つの波長を同時に撮像が可能な観測装置です。今回は、TriCCSの性能確認を目的に3つの波長のうちgバンド(400-550nm)の波長で撮像しました。