━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ Summer School in Astronomy & Astrophysics 2007 天文・天体物理 若手の会 第37回 夏の学校 Circular Vol.3 2007.05.09 http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/ss2007/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・内容   1.時間割   2.分科会のご案内   3.全体企画のご案内 ================================================================= 1.時間割 ----------------------------------------------------------------- 2007年度夏の学校の時間割が決定いたしました。例年と異なり、本年度 は分科会を3つ同時に行います。 時間割は夏の学校Webページにてご覧いただけます。 URL: http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/ss2007/schedule.html なお、細かな時間は今後変更される可能性があります。 ================================================================= 2.分科会のご案内 ----------------------------------------------------------------- 2007年度の夏の学校開催される分科会のご案内です。分科会名の50音順 に掲載しています。 発表人数が多い場合は、ここに記された予定時間より短くなる場合があ ります。また、口頭発表の希望者が多い場合は、座長の判断によりポス ター発表にまわっていただく場合もございますので、あらかじめご了承 ください。 各分科会の連絡先メールアドレスは、@以下を省略しております。 メールを送る際は、各アドレスの末尾に @kwasan.kyoto-u.ac.jp をつけ て発信してください。 ━━━━━━ 宇宙線分科会 ━━━━━━ ■テーマ  A Window on the Extreme Universe ■招待講師  森山 茂栄 氏(東大宇宙線研)  井上 進  氏(国立天文台)  片桐 秀明 氏(広島大学) ■WEBページ  http://www-cr.scphys.kyoto-u.ac.jp/member/nakano/ss07/ ■問い合わせ先  ss07cosray ■内容  宇宙線は、宇宙の高エネルギー現象を覗き理解する、「窓」としての 地位を獲得しています。そして現在、数多くの新しい観測計画が始まろ うとしており、今まで見えなかった宇宙が見え始めています。本分科会 では、高エネルギー宇宙の様々な研究を発表しあい、見識を深めること を目的としています。また、観測のフロンティアを走る先生方、そして 高エネルギー物理学の専門家を招待講演にお招きしています。理解へ向 けて「見る」高エネルギー宇宙に興味をお持ちの方の参加をお待ちして おります。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間15分(発表12分+質疑3分)を予定しています。 ○ポスター発表:ポスターはお一人様3分の宣伝をして頂きその後のフ  リーポスターセッションで、ポスター前にて個別に紹介、議論して頂  く形になります。ただし、3分間の宣伝講演の希望有無は選択すること  ができます。 ○本分科会は、宇宙線に関する幅広い研究分野からの応募をお待ちして  います。また、修士、博士を問わず多くの方からの参加を歓迎致しま  す。みなさま奮ってお申し込みください。 ━━━━━━━ 観測機器分科会 ━━━━━━━ ■テーマ  天文学の始まりは機器製作から ■招待講師  牧島 一夫 氏(東大理/理化学研究所)  高見 英樹 氏(国立天文台ハワイ観測所) ■WEBページ  http://www.astro.isas.jaxa.jp/~odaka/ss07/ ■問い合わせ先  ss07kansoku ■内容  今や宇宙を観測する手法は電波・赤外・可視・紫外・Xおよびガンマ線 といった電磁波を飛び越えニュートリノや重力波までおよびつつある。 これら様々な「目」で宇宙を捉えてゆくための「事始め」は機器開発で ある。  本分科会では日本におけるあらゆる「目」の開発の最前線を紹介 (自慢)しあう場にしてゆく。お互いに刺激しあい、さらに視力の良い 「目」をつくるヒントを掴んでくれることを期待している。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間12分(発表9分 + 質疑3分)を予定。 ○ポスター発表:ポスターは一人3分の宣伝時間あり。 ━━━━━━━━━ 銀河・銀河団分科会 ━━━━━━━━━ ■テーマ  銀河の育て方 ■招待講師  谷口 義明 氏(愛媛大学)  森 正夫  氏(専修大学) ■WEBページ  http://www-cr.scphys.kyoto-u.ac.jp/member/midori/07ginga/ ■問い合わせ先  ss07ginga ■内容  宇宙の構成要素である銀河の進化は、宇宙そのものの進化に結びつく ものであり、現在様々な手法を用いてその形成過程についての研究が進 められています。  最近では、昨年2月に打ち上げられた「あかり」を筆頭に、多波長域に わたって観測が行われており、また、シミュレーションを用いた理論的 な研究も積極的に行われています。  本分科会では「銀河の育て方」というテーマの下、研究発表や議論を 通じて相互理解を深めるとともに、今後の研究に活かせる場にしたいと 思います。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間12分(発表9分+質疑3分)を予定しています。  8/1(水)午前・午後、8/2(木)午前に予定されている本分科会開催時間  帯に発表して頂きます。 ○ポスター発表: 7/31(火)午前の本分科会ポースター講演時間帯で、  一人3分程度の宣伝をして頂き、その後のフリーポスターセッション  で、ポスター前にて個別に紹介、議論して頂く形になります。  ただし、3分間の宣伝講演の希望有無は選択することができます。 ━━━━━━━ 系外惑星分科会 ━━━━━━━ ■テーマ  様々な惑星系の姿とその形成過程 ■招待講師  田中 秀和   氏(北海道大学低温科学研究所)  小久保 英一郎 氏(国立天文台理論研究部)  岡本 美子   氏(茨城大学理学部) ■WEBページ  http://shnet1.stelab.nagoya-u.ac.jp/~afukui/ss07planet/ ■問い合わせ先  ss07planet ■内容  現在までに発見された惑星系はそのほとんどが太陽系の姿とは大きく 異なるものであり、惑星系の驚くべき多様性が明らかとなってきていま す。これらの発見に伴って、これまで太陽系を中心に進められてきた惑 星形成過程もこれらの多様な惑星系をも含めたものにしていく必要があ ります。我々の分科会では夏の学校という交流の絶好の機会において、 観測家・理論家がそれぞれの研究を持ち寄り、お互いの現状を知り、さ らに議論を重ねることで、新しい研究の可能性を探ることを目的として います。太陽系内・外とらわれず、多くの方の参加をお待ちしておりま す。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間 12分を予定(発表 9分+質疑応答 3分) ○ポスター発表: 系外惑星分科会の時間内にポスター宣伝ありの予定。  講演時間2分。 ○なお、最新情報は、随時HPで更新いたしますので、ご確認いただきま  すようお願い申し上げます。 ━━━━━━━━━━━━━━ コンパクトオブジェクト分科会 ━━━━━━━━━━━━━━ ■テーマ  コンパクトオブジェクトの大問題~若人たちへの挑戦状~ ■招待講師  井岡 邦仁 氏(京大天体核)  高橋 労太 氏(東大駒場)  中畑 雅行 氏(東大宇宙線) ■WEBページ  http://www.resceu.s.u-tokyo.ac.jp/~kikuchi/Site/Home.html ■問い合わせ先  ss07compact ■内容  コンパクトオブジェクトの研究は近年飛躍的に進歩しています。しか し、未解決の大問題も依然残され、観測が進むにつれ更なる謎も生まれ 続けています。そこで今回の分科会では、『コンパクトオブジェクトの 大問題』をテーマに、このような解決すべき大問題を整理していきたい と考えています。その際、今日では解決された問題の解明過程を振り返 りながら、私たち若い研究者の大問題解決へのアプローチの仕方を模索 していきたいと思います。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間15分(発表12分, 質疑応答3分) ○ポスター発表: 2分間の宣伝講演あり、3人に1回(予定)の割合で3分間  の質疑応答 ○発表はレビュー講演でも自身の研究発表でも構いません。内容はテー  マに沿ったものはもちろんのこと、それ以外でもコンパクトオブジェ  クトに関するものを広く募集いたします。 ━━━━━━━ 星間現象分科会 ━━━━━━━ ■テーマ  多様な星間現象の総合的理解を目指して ■招待講師  百瀬 宗武 氏(茨城大学)  相川 祐理 氏(神戸大学) ■WEBページ http://www-cr.scphys.kyoto-u.ac.jp/member/takikawa/ss07seikan/ ■問い合わせ先  ss07seikan ■内容  星間空間における現象を理解することは、宇宙に存在する多様なもの の起源を理解するうえで非常に重要なことです。本分科会の招待講演で は、星間物理学のカバーする幅広い分野の中から、電波天文学および星 間化学を取り上げ、現在までの研究のレビューと今後の研究の広がりに ついて講演していただく予定です。また、一般講演では、理論・観測、 あるいは波長を問わず、星間現象に関わる全分野から幅広く講演を募 り、若手の勉強・研究交流の場としていきたいと思います。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間15分(発表12分, 質疑応答3分) ○ポスター発表: ポスター紹介の時間を一人あたり3分間設ける予定で  す。 ━━━━━━━━━━ 相対論・宇宙論分科会 ━━━━━━━━━━ ■テーマ  Brand New Step ~宇宙のより深い理解に向けて~ ■招待講師  石原 秀樹 氏(大阪市立大学・理)  早田 次郎 氏(京都大学・理)  上記のお二方に加え、もうお一方お呼びする予定です。 ■WEBページ  http://www-utap.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~ssaito/ss07_soutai/ ■問い合わせ先  ss07soutai ■内容  特殊相対論発見から1世紀余りが過ぎた今日、宇宙の根源的な理解に向 けて、我々はさらに着実に歩んでいかなければなりません。  LHCの稼動やPLANCK衛星打上が近日中に予定され、また数々の重力波干 渉計計画が遂行中である等、相対論/宇宙論の分野は、理論・実験が一体 となって諸問題を解決するべく発展の最中にあるのです。  相対論・初期宇宙・観測的宇宙論から一流の研究者を招き最先端のお 話をしていただくとともに、若手各自の研究発表・議論を通して、相対 論/宇宙論の理解を深めていただきたいと思います。 ■一般講演 ○口頭発表: 発表時間15分(発表12分, 質疑応答3分) ○ポスター発表:  ・ セッション内での宣伝については、詳細を検討中です。  ・『フリーポスターセッション』:各自のポスター前にて議論 ○内容は、相対論・宇宙論に関するものであればどのようなものでも構  いません。 ○最新の研究発表だけでなく、レビュー講演でも構いません。 ○修士・博士課程を問わず大勢の皆様のご応募・ご参加をお待ちしてい  ます。 ━━━━━━━━ 太陽・恒星分科会 ━━━━━━━━ ■テーマ  ひので(Solar-B)の活躍と恒星・太陽観測の将来に向けて ■招待講師  今井 裕  氏(鹿児島大)  勝川 行雄 氏(国立天文台)  川端 弘治 氏(広島大学) ■WEBページ  http://home.hiroshima-u.ac.jp/d060325/ss07_taiyo_kosei/top.html ■問い合わせ先  ss07taiyo ■内容  2006年9月に太陽観測衛星「ひので」の打ち上げが成功し、太陽観測の 分野は新たな時代を迎えました。多くの太陽現象の謎が明らかにされて いくとともに、今後も衛星観測と地上観測・理論研究との連携がますま す期待されます。  恒星研究の分野においても、多波長観測、測光、分光、偏光、干渉計 など、あらゆる手段での高分解能観測が行われ始め、理論研究と共に成 果をあげています。  今年度の太陽・恒星分科会では、「ひので」の話題をはじめとして、 太陽と恒星の分野に共通点のある全ての理論・観測・将来計画に出会 い、共有することで太陽・恒星研究の連携と発展について議論していて いきたいと考えています。 ■一般講演 口頭発表とポスター発表を募集します。 ・口頭発表 発表時間12分(発表9分 + 質疑応答3分)を予定しています。 応募人数により、発表時間の変更することがあります。 ・ポスター発表 希望者にはポスター紹介2分(3名毎に質疑3分)を予定しています。 ================================================================= 3.全体企画のご案内 ----------------------------------------------------------------- 引き続きまして、全体企画についてご案内します。 ━━━━━━━━━ 天文学と社会分科会 ━━━━━━━━━ ■テーマ  サイエンス・インタープリター ■招待講師  中村 桂子 氏 (JT生命誌研究館 館長)  林 衛   氏(富山大学) ■WEBページ  http://vishnu.phys.h.kyoto-u.ac.jp/tensha07/index.htm ■問い合わせ先  ss07tensha ■内容  近年、科学と社会の関わりに関する関心が社会的に高まってきていま す。本分科会では、まず、現在天文学以外のフィールドで非常にユニー クで魅力的な活動をされている方を招待講師としてお招きし、それぞれ の活動について紹介をしていただきます。その後、パネルディスカッ ションを通じて、天文学は社会とどのように関わっていけるのか、私た ちはどのような活動ができるのか、ということを探っていきたいと思い ます。若手の皆様の積極的な参加をお待ちしています。 ■一般講演  一般講演は行ないませんが、パネルディスカッションに参加していた だける方を募集します。詳細は後日、若手の会を通じて連絡いたしま す。 ━━━━━━━━━━ 天文学の舞台裏分科会 ━━━━━━━━━━ ■テーマ  異分野コミュニケーション ■招待講師  市川 隆  氏 (東北大学)  中本 泰史 氏 (東京工業大学) ■WEBページ  http://gravity.phys.nagoya-u.ac.jp/ss07ura/ ■問い合わせ先  ss07ura ■内容  天文業界において、さまざまな分野(銀河・宇宙論・惑星・装置・・・ etc)で研究が行われています。その中でも複数の分野にまたがって研究 をなされている研究者の方にスポットをあてます。複数の分野で研究す ることの面白さや大変さなど、研究面におけるアドバイスから、それぞ れの分野における変わった話や慣習まで、複数の分野を研究しているな らではのお話をしていただきます。 ━━━━ 公募企画 ━━━━ ■テーマ  みせてもらおうか、PD の実力とやらを ■招待講師  未定 ■問い合わせ先  ss07zentai ■内容  今年の事務局企画では、研究者として脂がのりかかっているPDの方々 を招待講師としてお招きし、専門分野のおもしろさや、ご自分の研究成 果などを熱く語っていただこうと考えています。観測、理論の各分野の 方々にお越しいただく予定なので、様々な方面の話題に触れることが必 要な夏の学校には最適の企画であると考えています。また、院生時代の 反省、PD の悩み等の話題を招待講師の皆さんとディスカッションする時 間も設けたいと考えています。 ================================================================= 2007年度天文・天体物理若手の会 夏の学校事務局 Web :http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/ss2007/ Mail:ss07info at kwasan.kyoto-u.ac.jp 電話:075-753-4284 FAX :075-753-3897 〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学大学院理学研究科 宇宙物理学教室 事務局長 成本 拓朗 広報係  西田 圭佑 =================================================================