編 集 後 記


暖冬傾向が続いていたが、この数日は寒気の南下で、当地でも朝の気温は氷点下に下がり氷が張る寒さになっている。1月に入っても天気の変化は周期的で、関東南部では記録的な降水日数となったという。暖かさに誘われて各地での梅の開花の早まっている便りが伝えられていて、ご近所ても早咲きの梅はほぼ満開になっている。散歩道の蝋梅も咲き揃って早春の風情である。

 


 

隣家の採り残したキウイフルーツに野鳥が集まっているので、我が家のベランダにもミカンを出しておいたら、メジロとヒヨドリが来て啄んでいった。

 

 


 

火星は、1月には「さそり座」に入り、17日にはアンタレスの北を通過して、「へびつかい座」に入っている。2月中旬からは「いて座」で、散光星雲間の通過や球状星団への接近があるが、今回の撮影は難しそうである。2月末でも視直径は5秒角台で、夜明け前の南東の空に低くまだ眼視観測は難しい。ベテラン撮像者からは継続的な観測報告が入り始めて、1月はじめよりギャラリーを開設している。

 


Uranometria 2000.0 より

二月10日記

 

火星課長 村上昌己 


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