編 集 後 記


五月になると、天気の変化は周期的なものの、南岸に前線帯が出来て下旬からは関東は北東気流型の梅雨のハシリの曇天となり、気温も下がって肌寒い日もあった。月末には、九州南部と四国地方が相次いで梅雨入りとなった。関東では蒸し暑い日が多くなり、咲いている花もアジサイが主役となり、蚊取り線香が出番を迎えた。

 


 

七月に延期となった南先生の一周年記念式は、「コロナウィルス感染の現状から、延期することになった。」と奥様より連絡を頂いた。時期を見て、ワクチンが使えるようになって安全に集まれるようになったら、あらためて日程を定めるとのお知らせであった。

 

 

火星は五月には、「みずがめ座」を順行して赤緯を上げていった。月末にはだいぶ夜明けの地平高度が高くなってきた。六月になって12日には視直径が10秒角を越えて観測に十分な大きさとなってくる。出の時刻も6月下旬には夜半前と早くなって、観測時間も延びてくる。

五月には夜半過ぎに目を覚ますと、外の天気を確認していたが晴天の夜は少なく、ほとんど撮影が出来なかった。下旬になってどうにか晴れ間に撮影することが出来たが、まだまだ小口径では概略しか捉えられない。

六月9日記

 

火星課長 村上昌己 


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