CMO/ISMO 2020 観測レポート#12 

2020年十月後半の火星観測報告

 (λ=297°Ls ~λ=307°Ls)

村上 昌己

CMO #501 (10 November 2020)


・・・・・・ 今期12回目のレポートは、『火星通信』に報告のあった十月後半の観測から纏める。この期間にも火星は「うお座」で逆行を続けていた。火星の出は日没前になり、暗くなるのも早くなって夕暮れの東の空に明るく輝く姿が見られた。日本では、この期間も秋雨前線の影響があったが、下旬には移動性高気圧が通過するようになって、天気は周期的に変化して、夕方に晴れ間の出ることも多くなった。

 早い時刻から観測が出来るようになり、晴天の日には日本からの報告数はだいぶ増えていった。アメリカからの報告も伸びていたが、ヨーロッパとオーストラリアからの報告数は増えなかった。

 


 

火星は、上の図のように逆行を続けていて、11月になると動きが遅くなり、16日には「留」となる。視直径(δ)はこの期間には、まだ20"角以上を保っていて、大きな火星が愉しめた。季節 (λ) は、297°Lsから307°Lsとすすんだ。黄雲発生の季節ではあるが、この期間にも大きな擾乱は見られなかった。北へ移動する水蒸気を含む大気の影響で、夕靄・朝靄は顕著となり、朝方のターミネーターが見えるようになってきたこともあり、短波長画像では朝靄の様子が良く捉えられている。アルシアあたりの午後の山岳雲の活動もまだ続いている。傾き(φ)20°S台から増加を続けて23°S目前になって、南極が大きくこちらを向いていて、小さくなった南極冠は、まだ眼視観測でも認められている。位相角(ι)は、「衝」のあとの02°台から15°にまで増加して、朝方の陰りが感じられるようになっていった。

ここでは、デミアン・ピーチ氏の鮮鋭な画像をご覧いただく。地球からの撮影でこれだけの画像が捉えられるのは驚きである。チリテレスコープの口径1mのリッチー・クレチアン鏡を使用している。

挿入図はWinJuposの同時刻のシミュレーション画像で、白丸のところが SubSolar Pointである。Valles Marineris (マリネリス渓谷)の太陽に照らされた崖線が明るく見えていると思われる。他にも朝方のTharsis Montes (タルシス三山)等の地形が立体的に見えている。融解の進んだ南極冠の詳細も写し出されている。朝縁から拡がる朝靄の分布や、M Acidalium (マレ・アキダリウム)北部を覆う北極雲も捉えられていて見事である。

 


 

 

・・・・・・ 十月後半の火星面の様子を以下に項目を分けて記述する。使用した画像は、並べるためにサイズの調整をしてあることをお断りしておく。元画像はギャラリーを参照されたい。

 

1) 衝効果の終焉

 13日の「黄経衝」を過ぎて欠けは朝方へと移り朝のターミネーターが見えるようになってきた。ここでは、この期間のはじめと終わりの、Olympus Mons (オリュムプス・モンス)の見え方の違いを、ωを揃えて並べてみた。衝効果による輝きは、位相角(ι)10°を下回ると衰えてしまっている。

 


 

 

2) 縮小を続ける南極冠の様子

 南極冠はさらに小さくなっているが、眼視観測でもまだ認められている。画像に捉えられる南極冠は撮影状況によって違いがあるが、上に取り上げたピーチ氏の詳細な画像の展開図では、極冠は小さく纏まって南極付近にあり、火星面経度で090°方向が融け残っていて、中央にリフトがあって、二つ玉に見えているが。下の図のように地形的な特徴は見られず、眼視観測時代の記録にも定かではない。

 


 


 

 

3) 朝靄と夕靄、短波長画像での比較

次には、朝夕の辺縁に見られる靄に関しての様子を取り上げる。季節的な北への大気の移動により、含まれる水蒸気が朝縁に顕著に掛かるようになり、赤道帯にも停留して認められるようになっている。分布は短波長画像に顕著に捉えられており、いくつかの画像を取り上げてみる。カラー画像と対応してご覧いただきたい。

 


 

先ずは期間はじめの、クリストフ・ペリエ氏の画像である。ペリエ氏は各種のフィルターを使用しての撮影で、ここでは、RGB光画像と短波長画像(B,UV)を並べてご覧いただく。朝方の明るさはそれほど広くないが、午後の高山に発生する山岳雲の様子が、詳しく捉えられている。W型雲と称されたB光での写真と対応するものであろう。赤道帯北側の明るさの連なりも捉えられている。

 

 


 

阿久津氏は、RGBフィルターと、数種のIRフィルター・UVフィルター使用の単色光画像を毎回撮影している。朝靄・夕靄・北極雲に対応する短波長光画像の領域と、RGB画像の色彩の対応をご覧いただきたい。中央の画像では、Syrtis Mj (シュルティス・マイヨル) が朝靄に透けて見えている。

 

 


 

次は、石橋氏のASI 290MCカラーカムとB光フィルターとの組み合わせで、B光画像はグレースケールにしてあると思われる。日付は前後するが、ω順に並べてみた。B光で明るい範囲の日毎の変化と、暗いところの分布に注目されたい。暗いところは眼視観測では赤黒く見えるとされたところである。20日前後には、Syrtis Mj(シュルティス・マイヨル)と、S Sabaeus(シヌス・サバエウス)の付け根あたりに明るさの拡がっているのが捉えられている。近内氏も異常を認めて眼視観測で注目したが、特に異常は見られなかったとのことである。

 

 


 

近内氏もASI 462MCカラーカムにB光フィルターを付けての撮影を試みられている。20日の画像では、石橋氏の画像で触れた、S Sabaeus (シヌス・サバエウス)の付け根付近の明るさが写っている。10月下旬の和文LtE23日の来信を参照されたい。26日の画像に関しては、11月上旬の来信で触れられている。

 

短波長画像の重要性に関しては以下の論攷を参考にされたい。

「火星観測のためのISMOの最重要提言」クリストフ・ペリエ (近内令一譯) CMO/ISMO #420 (25 March 2014)

https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/420/CPl_420.htm

 

 

4) 北極雲の様子

この期間には傾きが再び南向きに増加したこともあり、北縁の様子は見えにくくなっているが、M Acidalium (マレ・アキダリウム)や、Utopia (ウトピア)あたりでは南に張り出しているところが捉えられている。

 


 

 三枚目まではM Acidaliumに張り出した様子を捉えた、クライド・フォスター氏のシリーズ画像である。21日の画像には、Nilokeras (ニロケラス)の付け根付近の色調が違いダストの活動でないかと思われる。

 右側の2枚は、Utopiaあたりの様子で、Elysium (エリシウム)の北方まで張り出しているのが窺われる。

Nodus Alcyonius (ノドゥス・アルキュオニウス: 35°N, 260°W付近)は見えているが、Utopiaの頭は僅かに見えているだけである。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今回のレポートと同様の季節を観測した2005年のレポートは以下のリンクから辿れる。

2005年十月前半(1 Oct15 Oct )の火星面觀測」(λ=298°Ls ~307°Ls)

CMO 2005 Mars Report #12  CMO#311 (25 October 2005)

https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/CMO311.pdf  

 

また、以下の論攷にも関連した記事が載せられている。

「赤黒い領域の青色光での様子」 ISMO 2011/2012 Mars Note #14

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/411/ISMO_Note_2011_14.htm

 

λ=320°Ls to 360°Ls頃の南半球水蒸氣縁雲とヘッラス」

 Forthcoming 2005 Mars (14) CMO#311 (25 October 2005)

 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/CMO311.pdf  p0222

 

2005年の『火星通信』pdf版のインデックスは、下記の第2シリーズインデックスページ(CMO#300)の下段にある。

https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/hp_Indexes.htm

 

 

・・・・・・   十月後半の観測として『火星通信』に寄せられた半月間の観測報告の集計は次のようである。日本からの報告は、十名の方から194観測(追加観測23)の報告があった。国外からは、アメリカ大陸方面から十名から40観測、ヨーロッパ側からは、四名から16観測(追加観測5)の報告があった。南半球からは、南アフリカのフォスター氏から8観測。オーストラリアからは、一名から1観測の報告が入った。合計して、26名からの259測で、十月前半の観測報告数より増加している。それぞれの観測者の画像はリストのリンクから辿れる。

 

 

 

  阿久津 富夫 (Ak)  常陸太田市、茨城

   AKUTSU, Tomio  (Ak)  Hitach-Oota, Ibaraki, JAPAN

      4 Sets of RGB + 2 RGB + 5 Colour* + 7 B + 13 IR(658nm) + 1 IR (1000nm) + 14 UV Images

         (18, 20, 25,~27, 30, 31 October 2020)  45cm spec with an ASI 290MM, 36cm SCT with an ASI 224MC*

        https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Ak.html

 

  リチャード・ボスマ (RBs)  エンスヘデー、オラン 

   BOSMAN, Richard (RBs) Enschede, The Netherlands

      1 Set of RGB Images (17 October  2020)  36cm SCT with a Basler 640

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_RBs.html

 

   ステファン・ブー (SBd)  メルボルン、オーストラリ 

   BUDA, Stefan (SBd)  Melbourne, AUSTRALIA

      1 RGB Images (28 October 2020)  41cm Dall-Kirkham with an ASI 290MM

        https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_SBd.html

 

  マチュイ・チュピタ (MCz)   シュチェチン、ポーラン

   CZEPITA, Maciej (MCz)  Szczecin, POLAND

      2 Colour Images (27, 28 October 2020)  15cm speculum with a Fujifilm JX600 camera

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MCz.html

 

  ビル・フラナガ (WFl) テキサス、アメリカ合衆  

   FLANAGAN, William (WFl) Houston, TX, the USA

      2 Sets of LRGB + 2 IR Images (22, 30 October 2020)

                                               36cm SCT @f/22 with a PGR GS3-U3-32S4M-C

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_WFl.html

 

  クライド・フォスター (CFs) センチュリオン、南アフリカ

   FOSTER, Clyde (CFs) Centurion, SOUTH AFRICA

      8 Sets of RGB + 8 IR Images (16, ~19, 21, 26, 27, 29 October 2020)  36cm SCT with an ASI 290MM

      https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CFs.html

 

   ペーター・ゴルチンスキー  (PGc)  コネチカット、アメリカ合衆国

   GORCZYNSKI, Peter (PGc) Oxford, CT, The USA

      4 Sets of RGB images (18, 19, 23, 25 October 2020) 36cm SCT with an ASI 290MM

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_PGc.html

 

   エド・グラフト (EGf)  テキサス、アメリカ合衆国

   GRAFTON, Edward A (EGf)  Houston, TX, the USA

       5 LRGB Images (20,~22, 27, 31 October 2020)  36cm SCT @ f/17 with an ASI 120MM

        https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_EGf.html

 

   ロバ−ト・ヘフナ (RHf) 大阪府、日本

   HEFFNER, Robert (RHf)  Osaka, JAPAN

      2 Colour Images (25, 31 October 2020)  28cm SCT with an ASI 224MC & 290MM

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_RHf.html

 

   リチャード・ヒ (RHi)  アリゾナ、アメリカ合衆国

   HILL, Rechard (RHi) Tucson, AZ, the USA

     4 Colour + 6 IR Images (17, 22 October 2020)  15cm SCT with a Skyris 132C & 132M

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_RHi.html

 

   石橋  (Is) 相模原市、神奈川県

   ISHIBASHI, Tsutomu (Is)  Sagamihara, Kanagawa, JAPAN

     16 Colour + 14 B Images (18, 20, 21, 23, 25,~ 27, 30, 31 October 2020)

                                                       31cm speculum, with an ASI 290MC

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Is.html

 

   マノス・カルダシ (MKd)   アテネ、ギリシャ

   KARDASIS, Manos (MKd) Glyfada-Athens, GREECE

      1 RGB Colour Image (23 October 2020)  36cm SCT with an ASI 290MM & 178MC*

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MKd.html

 

   近内 (Kn) 石川町、福島県

   KONNAÏ Reiichi (Kn) Ishikawa, Fukushima, Japan

      3 Colour + 1 B + 2 IR Images  ( 20 October 2020)   41cm SCT with an ASI 290MC

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Kn.html

 

   熊森 照明 (Km) 堺市、大阪府

   KUMAMORI, Teruaki (Km) Sakai, Osaka, JAPAN

     20 LRGB + 1 Colour* + 10 B + 10 IR Images (18,~ 20, 23, ~27, 30, 31 October 2020) 

                                        36cm SCT @ f/37 with an ASI 290MM & ASI 224MC*

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Km.html

 

   フランク・メリッロ (FMl) ニューヨーク、アメリカ合衆国

   MELILLO, Frank J (FMl)  Holtsville, NY, the USA

      4 Colour Images (16, 18, 25, 31 October 2020)  25cm SCT with an ASI120MC

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_FMl.html

 

   エフライン・モラレス=リベラ (EMr) プエルト・リコ 

   MORALES RIVERA, Efrain (EMr) Aguadilla, PUERTO RICO

      1 Set of RGB + 6 Sets of IR-GB + 1 Colour Images (16, 18, 19, 22, 24, 26, 28, 31 October 2020) 

                                         31cm SCT with an ASI 290MM

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_EMr.html

 

   中村 (Nk)  諏訪市、長野県

   NAKAMURA Kenzo (Nk)  Suwa, Nagano, JAPAN

     10 LRGB Colour image  (20, 25, 29,~ 31 Octber 2020)  20cm SCT @f/63 with an ASI 290MM & 462MC

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Nk.html

 

   中野 雄吉 (Nn)  大分市、大分県

   NAKANO Yuhkichi (Nn)  Ohita, Ohita, JAPAN

     19 Drawings  (17, 18, 20, 23, 26, 31 Octber 2020)  20cm Spec359×

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Nn.html

 

   尾崎 (Oz)  稲沢市、愛知県

   OZAKI, Kimikazu (Oz)  Inazawa, Aichi, JAPAN

     43 Colour images  (18, 20, 23, 25,~ 27, 30, 31 October 2020)  44cm Spec with an ASI 290MC

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Oz.html

 

   デミアン・ピーチ (DPc)  ウエスト・サセックス、英國 (チリスコープ遠隔操作)

   PEACH, Damian A (DPc)  Selsey, WS, the UK  (remote controlled the Chilescope in CHILE)

      5 Colour Images (17, 18, 24, 27, 30 October 2020)  Chilescope :100cm Richey Chretien

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_DPc.html

 

   クリストフ・ペリ (CPl) ナント、フラン

   PELLIER, Christophe (CPl)  Nantes, France, (AstroQueyras* )

       4 Sets of RGB + 2 B + 4 IR + 4 UV Images  (17,~ 19 October  2020) 

                           62cm Cassegrain*, 50cm Richey Chretien* with an ASI 290MM

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CPl.html

 

   ミカエル・ロゾリー (MRs) ウエスト・バージニア、アメリカ合衆国

   ROSOLINA, Michael (MRs) Friars Hill, WV, the USA

      1 Colour Drawing (22 October 2020)  35cm SCT, 326×

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MRs.html

 

   クレイ・シャロッ (CSr)  ア−カンサス、アメリカ合衆国

   SHERROD, P Clay (CSr) Arkansas Sky Observatories (ASO), AR, USA

      3 Colour Images (21, 23, 31* October 2020)  40cm SCT, 50cm Astrograph* with an ASI 185MC

       https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CSr.html

 

   クリス・スメ (KSm) レースト、ベルギー

   SMET, Kris (KSm) Leest, BELGIUM

      2 Colour Drawings (16, 22 October 2020)  30cm Spec, 250× 312×   

      https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_KSm.html

 

   ゲイリ・ウォーカ  (GWk) ジョージア、アメリカ合衆国

   WALKER, Gary (GWk)  Macon, GA, the USA

      2 Sets of RGB Images  (16, 20 October 2020) 30cm Dall-Kirkham with an ASI 290MM 

      https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_GWk.html

 

   渡辺 (Wt)  名寄市、北海道   (なよろ市立天文台 きたてらす望遠鏡*)

   WATANABE Fumitake (Wt)  Nayoro, Hokkaido, JAPAN 

      Colour Image (22 October 2020)  50cm cassegrain* @f/15 with an ASI 385MC

                                            (*KITATERASU Telescope, Nayoro Observatory)

      https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Wt.html

 

   ティム・ウイルソ (TWl)  モンタナ、アメリカ合衆国

   WILSON, Tim (TWl)  Jefferson City, MO, the USA

      2 IRRGB + 2 IR Images (23, 31 October 2020) 36cm SCT with an ASI290MM 

      https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_TWl.html

 

   吉澤  (Ys)  福井市、福井県  (福井市自然科学史博物館天文台)

   YOSHIZAWA, Yasunobu (Ys)  Fukui, Fukui, JAPAN 

     36 Colour Images (17, 18, 20, 26, 27, 31 October 2020)  20cm refractor* with an ASI 290MC

                                    (*Observatory of the Fukui City Museum of Natural History)

      https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Ys.html

 

・・・・・・ 追加報告

   ISHIBASHI, Tsutomu (Is)  Sagamihara, Kanagawa, JAPAN

      3 Colour + 3 B Images (6, 12 October 2020)  31cm speculum, with an ASI 290MC

 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Is.html

 

   OZAKI, Kimikazu (Oz)  Inazawa, Aichi, JAPAN

     24 Colour images  (11,~ 15 October 2020)  44cm Spec with an ASI 290MC

 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Oz.html

 

   KARDASIS, Manos (MKd) Glyfada-Athens, GREECE

      2 RGB Colour + 2 IR Images (5, 15 July 2020)  36cm SCT with an ASI 290MM

 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MKd.html

 

   SMET, Kris (KSm) Leest, BELGIUM

      3 Colour Drawings (11 August;  7, 16 September 2020)  30cm Spec, 250× 312×

 https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_KSm.html

 


日本語版ファサードに戻る / 『火星通信』シリーズ3 の頁に戻る