編 集 後 記


四月にはお天気は周期的に変化していたが、下旬になって晴天傾向が続いて湿度も低く爽やかで、一足早い五月晴れのようであった。残念ながら連休までは晴天は続かず、寒気の南下もあって荒れた天気となった。

疾風・雷電と旧軍の戦闘機名のようで、プラモデル世代には懐かしい言葉が出てきた。ツバメも飛んでいるので飛燕も加えても良いだろう。

 


 ご近所では、アイリス系の花盛りで、我が家の黄色いアイリスも今年は多くの花を付けた。柿の若葉も日に眩しく、蜜柑の花も開いて初夏の様子になってきた。五日には「立夏」を過ぎている。

 

 

火星は、四月末には「ふたご座」へはいり、27日には散開星団M35の北を通過していった。横浜の自宅からの撮影で空が明るく、散開星団は暗い星が写らずみすぼらしい。

撮影後には直ぐに電線に架かる低さになっていた。

シリウスも夕方の南西の空に低くなり、オリオンも早々に沈んでゆく、主役は夏の星座に移りつつある。

五月10日記

火星課長 村上昌己 


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