編 集 後 記


火星は、昨年十月の「合」から四ヶ月あまりすぎて、朝方の空に戻っている。二月には「いて座」を順行中で、朝五時前に昇るようになってくるが赤緯が低く、北半球ではなかなか高度がでない。視直径も三月にならないと5秒角に届かない。

今回は観測期の始まりに、今接近の様子を概観した「2022-2023 中接近の火星」を掲載した。また暦表は34月分からの開始である。

 


 

1月の下旬から南アフリカのフォスター氏から画像の入信が始まり、今接近のギャラリーを先日から始めている。皆様も、観測スケッチ・撮影画像を是非お送りください。

 

また、昨年の日本天文学会天文功労賞の受賞記念に、西田昭徳氏の執筆による「東亜天文学会火星課の歩みと今後の観測と課題」が、天文月報1月号の「天球儀」に取り上げられた。内容の引用は不可とのことで、ご希望の方には用意をした別刷りを贈呈いたします。『火星通信』に、ご送付先などをご連絡いただければ、お送りいたしますので、是非お申し込みください。

 

 

 

 

二月10日記

火星課長 村上昌己 


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