編 集 後 記
立春を過ぎて春の節気となり、ご近所では早咲きの梅の花が開いている。まだ寒さは続いており、先日は南岸低気圧の通過で当地でも雪が少し降った。本格的な花の季節はまだ先のことである。
今回は京都にいる友人が撮影した京都御所の紅白の梅と蝋梅の画像を拝借する。二月11日の撮影である。
二月になると冬晴れの日は続かず、ファサードで予告した火星とZTF彗星(C/2022
E3)との接近も雲に邪魔をされて撮影が適わなかった。その前にもカペラのそばを通過する二月6日を狙っていたが駄目であった。今回ご覧いただくのは、その前日の少し離れたところにあるときの画像になってしまった。明るい都会の空でもこれだけ写ってくれた肉眼等級になった彗星であった。縮小していない挿入画像には、少しだけ彗星のコマの拡がりが感じられる。
火星との接近画像は、以下のSpaceWeatherのリンクでご覧ください。
https://www.spaceweather.com/archive.php?view=1&day=13&month=02&year=2023
二月13日記
火星課長 村上昌己