編 集 後 記


弥生・三月となり、日差しは眩しくなって空は霞んできて冬晴れの終わりが感じられる。気温もこのところ季節はずれに高い日が出て、一気に春に向かっている。ソメイヨシノの開花予想は各地で平年より早く、東京では三月16日としている。我が家の遅咲きの梅も三月初めには満開になり、いくつかフキノトウも収穫できた。ご近所では、夏ミカンが色づきチンチョウゲが香って、早咲きの桜はほぼ満開となっている。暖かくなって体は動くようになってきたが、今年のスギ花粉症は、症状が重く出てうっとうしい日を送っている。

 


 

 今期の自分の火星観測は、接近前まではどうにか撮影することが出来たが、本格的に寒くなってからは、膝の痛みで思うように観測が出来なかった。

パソコン作業の能率の上がらないこともあるが、気力も衰えてきた様に思える。今期の火星も観測終盤に入っている。もう一度くらいは観測が出来ると思うが、だいぶ小さくなってしまった。

今回は友人が撮影した、おうし座を南下する、ZTF彗星 (C/2022 E3)と火星の広角画像をご覧いただく。都会の船橋市での撮影である。最接近日から数日は曇天が続いていたとのコメントがある。

三月11日記

火星課長 村上昌己 


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