編 集 後 記


四月になっても季節の進みは早く、汗ばむような陽気の日もあった。五月になって6日が「立夏」で、早くも初夏の節気となった。ご近所で見かける花たちも、ハナミズキ、ドウダンツツジ、ジャーマンアイリスと次々と咲いて目を楽しませてくれる。アジサイの蕾も大きくなってきて、梅雨入りの近づいているのが感じられる。去年は花を付けなかった我が家のミカンの花も今年は開いてくれた。

 


 

 

夕空には一番星の金星が明るく、シリウスが二番星で、このところは暗くなるのも遅くなり火星は目立たなくなってしまった。明るい夜空の都会での撮影は難しくなってしまい、「ふたご座」で順行している姿を蓼科で合宿をした天文仲間に撮影して貰った。

 

五月中旬には「かに座」に入って、六月初めには下図のように夕空でプレセペ星団の中を通過してゆく。

 

 


 

五月10日記

火星課長 村上昌己 


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