編 集 後 記


七月には、関東は南の高気圧の影響が強く、暑い晴天の日が続いて降雨量が少なかった。梅雨明けは22日ののことで、月末までは快晴の日が続いて酷暑の中で熱中症に留意しながらの黒点観測となった。八月に入っても暑い日が続いたが、台風の近づいてきたこともあり、8日の「立秋」を境に雲の出るような天気となった。沖縄の北の東シナ海で停滞して迷走した台風6号は珍しい進路でゆっくり進んで、沖縄・奄美・九州南部は長い時間、強風雨にさらされることとなった。大きな被害が出なかったことが救いである。

 


 

7月の小雨の水不足で近所のトウモロコシが立ち枯れしている姿が見られた。花たちも、あまり元気が無く、和泉川沿いの高砂ユリも花が小さく丈も低く貧弱である。今はサルスベリやコムラサキの小さな花が咲いている。我が家ではゴーヤの黄色い花が次々と開くが、なかなか結実するものは少ない。

 

快晴の続いた7月下旬から内合に近づく金星を撮影していたが、八月2日以降はファインダー内に捉えられなくなり撮影を諦めている。だいぶ眼の力も弱くなっているようである。

 


 

本日13日が金星の黄経の内合だが、少し離れた太陽の南7度を通過するのでSOHOの青い広角のLASCO C3カメラの写野にも入ってこない。内合時の離角の大きな時も少ないので狙っていたが、本日は雲が多くにわか雨もあり諦めがついた。

八月13日記

火星課長 村上昌己 


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