編 集 後 記


近畿以西は六月中の早い梅雨明けとなったが、関東ではなかなか梅雨明けにならなかった。今週初めからは、北にあった梅雨前線が南下して不安定な天気となり、関東から東海各地では局所的な大雨の降るところがあり、突風による被害も出ている。南から吹き込む気温と湿度の高い風が高気圧の辺を廻って入っているのが原因であるという。一昨日より高気圧の張り出しが西に強まって、南風の流れ込みも西に動いて、関東では晴天傾向となって夏の青空が覗くようになった。本日18日には関東に梅雨明け宣言が出た。梅雨の期間は平年並みだが、雨量は少なくカラ梅雨であった。今後は暑い晴天が続くとのことで、昨年同様の酷暑になるのが心配なことである。

 


 

御近所でも、六月下旬のヤマボウシの満開に続いて、七月にはオニユリが次々と開いて、アフリカハマユウも雨で潤い、勢いを取り戻している。我が家でもゴーヤーがだいぶ伸びて緑のカーテンになりつつある。花も沢山咲き始めたが、雄花ばかりで、実はまだ出来ていない。

 

 火星は、夕方の西空で目立たなくなっている。七月下旬には「おとめ座」に入り、赤緯を下げてゆく。今観測期も最終盤で、視直径も五秒角を下回っているが、常連のベテランからの画像はまだ入信が続いている。

 

七月18日記

火星課長 村上昌己 


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