編 集 後 記


十一月上旬にも天気は周期的に変化していたが、中旬には関東地方でもやっと秋晴れの晴天傾向が続く様になっている。一昨日からは寒気の南下で低温傾向になり朝晩の冷え込みは、この秋一番となった。北国からは雪の便りが届くようになり、各地からは紅葉の見頃との報道が入っている。当地でもイチョウの黄葉はまだ早いが、ドウダンツツジやカエデは色づいてきている。ミカンも色づいてサザンカも咲き始めて初冬の様子になってきている。

先日、和泉川沿いのいつもの散歩道で見慣れない白い花を見かけた。調べてみると「ダチュラ」(アメリカ朝鮮朝顔) という外来植物であった。花はこのところ咲いている木立朝鮮朝顔によく似ている。

 


 

順行を続けている火星は十一月には「てんびん座」から「さそり座」に入った。フォスター氏からは今月始めまでは、画像の送信があったが、太陽との離角も小さくなり撮影は終了としたようである。

 

十一月24日には、土星の環の傾きが再び最低となる。このところの秋晴れで夕方の天気の良いときに土星の撮影を試みた。久しぶりの惑星撮影操作でとまどうところもあったが、どうにか画像になったのでご覧いただく。晴天傾向は続くようなので、24日までにもう一度と思っているが、日中の黒点観測時のシーイングは良くないので、チャンスに恵まれるのを期待している。

 

 

十一月21日記

火星課長 村上昌己 


日本語版ファサードに戻る / 『火星通信』シリーズ3 の頁に戻る