Ten Years Ago (203)

 

---- CMO #258 (25 March 2002) pp3275~3276 ----

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/cmo258/index.htm

 


巻頭は来日を知らせてきたジェフ・ビーシュ氏(JBs)との横浜での会合(24Mar2002)のダイジェストで、詳しい内容は次号に掲載されるとしている。

 次いでの21回目の観測レポートは、二月後半と三月前半の報告が取り扱われた。報告者は国内からは654点、外国からは35点と外国からの報告は減少した。石橋氏(Is)からはカラー写真での追加報告が8点あった。

 2002年三月の火星は「うお座」にあって赤緯は上がっていったが、日没の遅くなったこともあって、夕方の観測可能な時間は短くなっていった。視直径dはこの期間に5秒以下となり、観測最終盤となった。季節λ328Lsから342Lsへ進み、小さくなった南極冠がダミアン・ピーチ氏(DPc)の画像に捉えられている。

 なお、この号の編集された三月末には南氏(Mn)は退職されて、大津から三国へ引っ越しをされたことが記録されている。

 

 次いで2001 Mars CMO Note (4) が草され"Ddalia-Syria Planum in Mid-July 2001" 2001年七月中旬のダエダリア」 と題されて、2001年黄雲沈静後にダエダリア地方に残った暗斑に関しての考察である。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/258Note4j/index.htm

 

 LtEには、 Clay SHERROD (AR, the USA), Ed GRAFTON (TX, the USA), Dave MOORE (AZ, the USA), Jeffery BEISH (FL, the USA), Damian PEACH (the UK), Don PARKER (FL, the USA), Bill SHEEHAN (MN, the USA), Francis OGER (France), Brian COLVILLE (Canada)の外国の諸氏からと、熊森照明(大阪)、石橋力(神奈川)、永井靖二(東京)、堀川邦明(神奈川)、佐藤健(広島)、森田行雄(広島)、阿久津富夫(栃木)、伊舎堂弘(沖縄)の日本の各氏からのお便りが紹介されている。ビーシュ氏との会合の打ち合わせや連絡などが多くを占めている。巻末には、筆者からの藤沢便りも纏められている。

 

 コラム記事には、常間地さんの「アンタレス研究所訪問」の17回目で、「Cc」と題して、一年前になくなった愛犬Jjとの思い出を語り、クローン技術で生まれた猫(copy cat: CC)のことにふれ、未来には亡くなったペットをクローン技術で再生させる可能性を伝えている。しかし、かわいがっていた動物と一緒に過ごした時間は決してカーボンコピー(Cc)できないので、ペット動物との関係はクローンでは取り戻せないだろうとしている。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/Ant017.htm

 

 他に、Director's Reports#11が記録されている。

http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmo/ds2001/ds/d_repo2.html

 

 TYA#079 CMO#115(25 March 1992)の紹介で、20年前の火星は、朝方の空で、まだ観測は始まっていない。この号には、"SOMETHING OLD (4)"が冒頭にあり、ロイ・チェレッタ氏 Roy CERRETA (Teramo, Italy) による、19世紀末のイタリアの火星観測者・チェルルリ氏Vincenzo CERULLI (18591927) の略歴が紹介されている。また、1988CMO観測ノート(17) 「南極冠内部の濃淡について」 "On the variation of intensity inside the spc in 1986 and 1988" や、「K稿」の一回目として「分解より綜合を」"TO A NEW SYNTHESIS"。三回目の「日本語講座」は「ワード・ウォッチング」と題され、他に「夜毎餘言」XXVIと、記事は盛りだくさんであった。

 http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/TYA79.htm

               

                       村上 昌己 (Mk)


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