AKUTSU #223

Letters to the Editor


from Tomio AKUTSU in CMO #223

●・・・・・季節は秋に入ったものの日中はまだ暑い日が続いており、今年の夏は異常に暑い日が続きました。日中、ド−ム内は40゚Cまで上がり,蒸し風呂状態でした。
 宮崎氏のLtEでは沖縄のこの夏の天気はとても悪かったとのことですが、反対に此方ではとても良く晴れて気流も安定し、私が烏山町に住んで19年の中で惑星が最も良く見えたシーズンでした。
 さて火星は夕方に僅かな時間帯となり、視直径も7秒台まで下がりましたので,九月4日を最終としました。眼視ではソリス・ラクスが夕方のリムに辛うじて分かるかなという具合でした。
 次回の接近のCCD画像は2000年十二月末ぐらいでしょうか?

 木星が夜半には見えるようになっています。 今シ−ズンからメタンバンド(893nm)でも撮っています。バンドパスフィルタ−ですので3×3のビニングで20−30秒(F/33)の露出時間となり、撮像対象としては最小の口径でしょう。画像も添付しましたのでご覧になってください。

(8九1999 email)

 (註) In a previous LtE corner, Isao MIYAZAKI at Naha, Okinawa informed that he experienced the worst summer weather for the planetary observations this year ever since he moved to Okinawa 20 years ago, while Tomio AKUTSU near Tokyo here says that he first enjoyed the best sky condition for Jupiter this summer after these 19 years. (Ed)


阿久津 富夫 ( 烏山, 栃木 :Karasuyama,Tochigi)  is6t-akt@asahi-net.or.jp