Fujisawa #225
藤澤だより
in CMO #225
　○昨夜は仕事が終わると晴れ間が出ていて、木星をスケッチしました。
　丁度大赤斑が中央通過でした。シーイングはそこそこでしたが、永続白斑が淡い赤斑の上に並んで見えていました。三ヶ所明部があって、同定できませんでしたので、今朝、阿久津氏に電話をして教えて貰いました。


Jupiter on 06 Nov 1999 : Images Taken by Tomio AKUTSU

　昨夜は栃木でも良い条件だったとのことで、撮れたての木星画像を送っていただきました。

　私は、今期の木星はNikon Or-7mmを使って230倍で見ていますが、昨日は並のシーイングながらよく見えました。シーイングが良いときには描ききれないのではないかと思います。･･･太いフェストーンが濃度を持って煙のように棚引いている姿は印象的でした。(7十一)。

　○天候は午後から雲が出るという傾向が続いていましたが、昨夕はどうにか晴れ間に火星を捉えることが出来ました。南極冠は明らかで、Solis LからM.Sirenumにかけての暗部が見えています(15十一)。

　○函南の友人の別荘に着いたときにも曇天で、すっかり諦めてビールを飲んで雑談となりました。しかし、18日01時頃から星が見え始め、天頂ではうっすらと銀河が見える程度に晴れてきて、幸運にも暫し観望が出来ました。
　「しし座流星群」の出現状況は僅かで、去年よりはるかに少なく、私たちの観測では　17 Nov: 16:00-17:00 UTC の HRは10程度だったのではと思われます。(19十一)

村上昌己　(Mk)