HIGA #204

Letters to the Editor


from Yasunobu HIGA in CMO #204

●・・・・・・・梅雨明けより非常な暑さが続きますが、夜は好天を様しています。朝方には金星、土星、木星が並び、ようやく木星の撮影を始めました。
 「火星97年のまとめ」テープは火星観測の啓蒙に役立ちますならばどのように使われても構いません。画面にありますようにコピーもOKです。BGMにつきましては、同封資料のレコード会社(ウィンダム・ヒル・レコード)のもので、手持ち30余枚のCDから気に入ったものを聞いている次第です。
 Mac用の星図CD-ROM「STARRY NIGHT DELUXE」なるものを入手しました。Windows用「THE SKY」に対抗するものです。GSCカタログをも含むてんこもりの機能を有し、その中に惑星表示と言うものがあるのですが、好みの年月日を設定するとその夜の惑星(望遠鏡で見るような拡大像)を動画で見せてくれます。惑星クルクルの実写版です。しかも衛星表示があり火星のポボスとデイモス、木星の四大衛星、土星の五衛星の公転も見せるのです。もちろん火星模様も少々変化しますし、木星、土星に至っては過去の模様ですので楽しむ程度ですが、経緯度や子午線、極が表示されますので参考にするには良い材料です。
 大口径を使用して火星の最接近時に二つの衛星を確認する為の位置案内には大いに役立つ事でしょう。これだけの代物にも拘わらず壱万弐千円とは驚きです。MACをお持ちの方にはお薦めの逸品です。
 去る七月2日、阿久津富夫氏が会社の慰安旅行で沖縄へ来られ、宮崎、伊舎堂、湧川各氏、および比嘉の望遠鏡を視て回りました。

 以下、個人的なお願いなのですが・・・・
 今回、二時間のVHSテープに97年の火星と木星を前後約一時間ずつにまとめたものを作りました。ついては、このテープを海外の熱心な観測者やグループ代表者へ無料で送りたいと考えています。NTSC-VHSのみですが、PAL/SECAM圏でも見ることが可能でしたら送りたいと思います。・・・・

(15七1998)

比嘉 保信 (Yasunobu HIGA 那覇 Okinawa) : FAX:81-98-862-3975