HIGA #227

Letters to the Editor


from Yasunobu HIGA in CMO #227

●・・・・興味を持って(Tingaraの「夜間飛行」の)CDを入手しました。次回の火星の纏めのBGMに使う予定です。私も方言は達者ではありませんので、年輩者の助言を頂きました。現代風な方言で歌っていますので、歌声そのものを純粋な方言と受け取られても困ります。がしかし、間違っているという譯でもなく・・・。 「庭や雪降ゆい」→旧い文献には(伊平屋島等で)雪が降ったという記録されているそうです。
(17一2000)

○・・・・・沖縄では桜の見られる節となりました。夕方の火星ですが、私の方は限界かと思います。取りあえずビデオ動画を近々送る予定です。

 デジタルカメラQV-800SXについて、昨年の九月に手に入れ試写を重ねてきました。惑星を撮影する上でデジタルカメラに求められるのは次のような機能と考えます。
 ★絞りの手動設定
 ★スローシャッターの手動設定(1/15〜1秒位)
 ★ピント位置の固定
 ★大きな像を得るために高倍率光学ズームが必要(3倍では不足)
 ★ブレを防ぐ為リモコンシャッターが必要・・・・

 CCD感度アップのついたデジタルカメラもありますが、記録画像のノイズアップにつながる為このモードでの撮影は行わない方が良いと考えます。後の画像処理に於いてそのノイズが大きく目立ってくるはずです。CCDは画素数を望むよりサイズの大きなものがダイナミックレンジや感度に優れていると云われ、サイズ1/2〜2/3インチ、画素数50万〜100万画素位で良いと思われます。
 今のところ上記の条件を満たすのは低価格帯デジタルカメラ(5万〜15万)ではカシオQV-8000SXしか見あたりません。

 私が木星を撮る場合1/2秒のシャッターを切りますが、秒/1コマの連続シャッターで撮影しますので好シーイングのチャンスを逃しません。以前はフィルムを使って多数コマ撮影しその中から良像を見つけるというやり方でしたが、その方法をこのデジタルカメラによって更にスピーディーに的確に良像を得ることが可能となるのです。二〜三時間の間40分ごとに撮影しても楽々1000コマ以上の画像が得られます。

 木星の実写を同封のMOにいれました。生画像ですのでこれらの中からシャープなものを選びだし画像処理をかけますと結構な絵になります。どうぞお試しください。
 冷却CCDに比べ値段が安く、カラーが一回で撮れて、画像処理もできるとなればデメリット(例えば8ビット)も帳消しになります。勿論、惑星に限りですが・・・。三色分解像につきましては次の火星接近での撮影を楽しみにしています。

 同封の『琉球新報』に何カ所か楽しめそうな(雪、桜、方言、台湾の)記事がありましたので送ります。今日19日は大寒の寒波(ディーカンビーサ)でこちらも寒くなりました。福井はきっと雪ですね。インフルエンザにお気をつけください。車の運転にも無茶のなきようお願いします。

(19一2000)

比嘉 保信 (Yasunobu HIGA 那覇 Okinawa) : FAX:81-098-862-3975