HIGA #231

Letters to the Editor


from Yasunobu HIGA in CMO #231


●・・・・・・五月も下旬に差し掛かろうとしていますが、まだ梅雨の気配が感じられません。GWは久しぶりに沖縄でも天気が良かったようです。旅先の太秦映画村では物凄い人手で土煙が立つ程でした。葛飾柴又では映画で見慣れた江戸川の土手に立ち感慨深いものがありました。・・・

 最近のPCの広告を見ますとビデオ取り込みを重視した造りのものが増えているようです。やはりビデオを扱うには最新の装備を持つデスクトップが必要です。理想を言えばCPUはペンティアムV500以上、メモリーは256MB、グラフィックメモリーは32MB以上、DVキャプチャーボードは4万円〜15万円クラス、ハードディスクはUltra ATA/66-30GB以上・・・。これだけのものがあれば、まぁー何でも出来てしまいそうです。

 デジタル(ノンリニア)編集の流れですが、デジタルビデオの画像をDVケーブルを通してPCのハードディスクへ任意に取り込みます。HD内でビデオ編集ソフトを使って場面の入れ替え、文字入れ、音入れ、効果を入れ・・・。完成しましたらDVテープへ同じDVケーブルを通して記録します。快適な編集作業を行うにはハード、ソフト共に費用を惜しまない方が得策のようです。
 私のiMac DVという機種はCPUペンティアムV500相当(G3-400)、メモリー128MB、グラフィック8MB、DVキャプチャーボード....?、HD Ultra ATA/33-10GBとなっていますが、このくらいのものが最低限必要でしょう。テープ代わりにMDを使うSONYのビデオディスクカメラについてはまだカタログを見ていませんので(興味がなく)詳しい事は解りません。カメラだけで簡単な編集は行える様ですが・・・。実際に撮影した画像を見ませんと確かな評価が言えません。誌面に記事など出てこないという事は、たいした代物ではない、売れないカメラ等の理由からか?とも思います。

(18五2000)

比嘉 保信 (Yasunobu HIGA 那覇 Okinawa) : FAX:81-098-862-3975
(註)ノンリニア編集装置の福井県児童科学館にあるものは総額800万円ですが、これでも業務用で一番低レベルなシステムです。普通のPCでも最近できるようになってきましたが、Hg氏の仰有るように高性能なPCおよび高性能で大容量のHD必要です。作業の流れは次の様になっています。

1.ヴィデオ信号をPCに取り込みHard Diskに保存
2. PC上で編集
3. PCで編集した動画をヴィデオ信号に変換してヴィデオに録画。

1では10分の動画なら10分と録画時間と同じ時間がかかります。専用機ですと1/2や1/4の時間ですみます。
2の作業は高速なCPU、高速なHDですと快適に操作できます。できることは頁変換など、色合いの調整やコントラストの調整ができるものもあるそうです。でも、画像復元みたいなことはできません。スローモーションや二倍速などもできます。実は、木星の自転をヴィデオにできないかと昨年やってみたのですが、Meadeの架台はあまり丈夫ではないので画面の揺れが大きく見苦しいものしか出来ませんでした。Hg氏の制作したヴィデオのようなものでしたらノンリニアの方で簡単にできますが、画像復元は、PCレベルではまだできません(そういう要求が一般にはないのでソフトがないのでしょう)。
3の作業にPCではかなり時間がかかると聞いています。

 PCにノンリニア編集用のボードをさせばできるようになります。ただ、ビデオ→PC→ヴィデオの信号変換のとき、どれだけノイズが少ないかが問題のようで、やはり安物は画質に問題があるようです。800万円のシステムはその辺の作りが違うということでした。

(Ns : 西田 昭徳)