IWASAKI #221

Letters to the Editor


from Tohru IWASAKI in CMO #221

●・・・・・・・・六月後半は、梅雨の悪天候に祟られ、観測はろくに捗りませんでした。昨日など九州北部は大雨に見舞われ、職場は上を下への大騒ぎでした。宮崎の事務所では一年に何度かは国道を交通止めにしなければならなかったので、手慣れたもの(?)でしたが、北九州の事務所では何年かに一度の事なので、要領が分からず、みんなでてんてこ舞いをしてしまいました。
 火星は既に11秒台、欠け幅も大きくなって一層小さく思えます。このままシーズン終盤に向かうと思うと、ろくに深める事ができなかった接近だという思いが募り、反省することしきりです。一日3枚のスケッチでは火星面の状況把握が思うようにまかせないと言えるようです。しかし、以前のように一日5枚を基本にすると、シーズン途中で燃え尽きてしまいそうで恐いのです。また、今夜は観測をしなければならないと思うと、夕食後から異常なほど緊張してしまい、プレッシャーに押しつぶされてしまいそうになることがあります。精神的なタフさを取り戻す方法は無いものでしょうか。うつ病の方は相変らずで、医者と相談して薬の量を減らしては、症状が悪化して元に戻すという事を繰り返しています。
(30六1999)

  ●・・・・・前回報告分に続いて、今回の期間も梅雨の悪天候に祟られ、ろくに観測が捗りませんでした。一方仕事の上では手間取る調書の作成があり、観測時間を確保するため残業を余り出来ないので、それを補うために休日出勤を余儀なくされています。この状態は今月一杯続くことでしょう。仕事上のストレスと観測のプレッシャーで、精神的にかなり参っています。
 観測をサボるつもりはないのですが、息抜きにコンサートに出かけることもあります。皮肉なものでそういう夜に限って快晴で、欠測になってしまいます(13Julyなど)。

(15七1999)

岩 崎 徹 (T IWASAKI 北九州 Kitakyushu)