阿久津さんは、LtEにありますように、七月6日に私の家までおいでになりました。その際いただいた木星・土星の画像に少し刺激を受けています。私も数年前にSBIG社のST-7を購入したのですが、なかなかうまく使えないでいました。昨年後半になってスイッチを入れてから一時間ほどしないと画像が安定しないことが判り、今年は彗星の撮像に使っています。これから木星でテストして、次回の火星に備えたいと考えています。
七月16日の皆既月食はこちらはほとんど曇って見えませんでした。これで1986年四月の月食以来、まともに皆既月食を見ていないことになります。私が最も印象深いのは、1982年一月と十二月の二回の皆既月食でした。一月のは明るい月食でしたが、十二月にはちょっと目には月の存在が判らないほどに暗くなりました。覚えておいでの方も多いのではないでしょうか。
結局、今夏も天候が悪く(梅雨明けは早かったものの)、リニア彗星も七月中に五回見ただけ。七月21日の次に見た29日には双眼鏡では見えない(多分9等級)ほどに暗くなってしまいました。
八月はこれから四回ほど観測会・観望会の予定があり、天候の回復を願う次第です(悪いのは九州だけ?)。 それでは今回はこの辺で失礼します。暑いおり、御自愛下さい。