LAI #219

Letters to the Editor


from Wu-Yang LAI in CMO #219

●・・・・・・原発に関する毎日新聞の論文2篇転送してくださってありがとうございます。ちょうど蔡章献氏と私の間に、台湾の「核四」原発の建設について、ちょっと議論したところです。
 台湾にはすでに原発が三箇所(各2基)あって、十数年間無事に運営してきました。台湾の新聞はそれらの原発を核一、核二、核三と略称し、正式の名称が新聞に出たことがないので、私も略称しか知りません。十年以上も前から核四を宜蘭というところに建設する計画が進められてきましたが、地元の反対でもたついています。宜蘭は台湾東北部にある小さな町です。
 台湾は電力の需要がいつも成長し、発電力の成長が追いつきません。慢性的な電力不足が30年以上も続きました。核四が完成したとしても、依然として電力不足ですが、核五の計画はありません。
 核発電による放射能ごみの処置は、たしかに困りものです。台湾ではそれを蘭嶼という離れ小島に保存してありますが、原住民の抗議が年一年と強くなっています。ところが台湾には、ほかに保存場所が見つかりません。
 日光発電や風力発電を、台湾でも研究すべきですが、今のところその話が出ません。台湾は日光、風力両方とも豊富のはずですがね。

 MSのIME98のなかにもたぶんBig5だろうとおもわれる漢字が含まれていました。ただし明朝体とゴシック体だけです。ニイもニンもあり、女扁のニイもあります(女扁のニンはないようです)。これらの字は、Wordの画面に呼び出すことができるので、印刷およびfaxに使えるはずですね。メールを書く画面に呼び出す方法は、今のところ見つかりませんが。もうすぐIME2000が出ると言われています。そのときにはメールにも使えるようになるかもしれません。IME98にあるこれらのBig5漢字(?)は、はじめからあったのか、それとも私が日本MSから繁体字を読むための補助ソフトをダウンロードしたから入って来たのか、どっちだか不明です。私は印刷やfaxには市販のDynaFontというフォントソフトのなかの数種のフォントを愛用していますが、これにはBig5漢字が含まれていないので、ひま暇に楽しみながら、数種のフォントの外字を作ってきました。きれいに外字ができあがると、おもわず快哉を叫んでしまいます。しかしこんなことは、ご多忙の南さんには無理です。

(27五1999 email) 

ョ 武 揚 (Wu-Yang LAI 臺灣 Taiwan)    laiwy@tpts5.seed.net.tw
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