First Report: The CMO/OAA Observations made during the one-month period from
16 October 2002 (082゚Ls) to 15 November 2002 (095゚Ls)

Based on the OAA Mars Section article published in CMO #266 (25 November 2002)

Masatsugu MINAMI, Director of the OAA Mars Section

♂・・・・・・愈々2003年の世紀の、いやミレニアムの、いやクロマニオン洞窟の先人が見たとき以來の大接近の始まりである。福井では25Oct(086゚Ls)にNj氏とMnが觀測の緒に着いた。まだ、視直徑δは3.7秒角、日の出直前の低い高度であった。最も早い觀測は現在のところ18Oct(083゚Ls)の義大利のフラッサチ(MFr)氏である。今回は

16 Oct 2002 (082゚Ls) から 15 Nov 2002 (095゚Ls)

の期間を扱う。前回接近最終はλ=013゚Lsであったから、合前後80゚Ls程のブランクであった(今期からLsをλと記號化する)。視直徑δはこの期間3.7"から3.9"へと動きが未だ鈍い。中央緯度φは25゚Nから23゚Nへと少し降りた。位相角ιは13゚から19゚に伸びたが、未だこの視直徑では缺けが目立たない角度である。視赤緯は赤道から−6.6゚へ落ちて難儀なことにこれから更に落ちる。

♂・・・・・・ 初回次のように報告が届いている。Mk氏は福井において初觀測を済ませた。


     FRASSATI, Mario  マリオ・フラッサチ (MFr) 義大利 Crescentino, Italia
            1 Drawing (18 October 2002)    250×20cm SCT

     MINAMI, Masatsugu  南 政 次 (Mn)  福井 Mikuni, Fukui, Japan
            5 Drawings (25, 30 October; 6 November 2002)   400×20cm ED Goto refractor*

     MURAKAMI, Masami  村上 昌己 (Mk)   横濱 Yokohama, Kanagawa, Japan
       3 Drawings (6 November 2002)     400×20cm ED Goto refractor*

     NAKAJIMA, Takashi  中 島  孝 (Nj)  福井 Fukui, Fukui, Japan
            1 Drawing (25 October 2002)      400×20cm ED Goto refractor*

     PEACH, Damian A  デミアン・ピーチ (DPc)  テネリフェ Tenerife, Canarias Is, España
            2 Sets of CCD Images (13, 14 November 2002)
                                            f/29@31cm Meade SCT with an ST-5C


                                           *福井市自然史博物館屋上天文臺 Fukui City Observatory
♂・・・・・・MFr氏の像は唐那・派克(DPk)氏の紹介であるが、クアッラ(GQr)氏の友人である。18Oct(083゚Ls)のカラー・スケッチはω=171゚W、マレ・シレヌムの邊りに陰翳が見える他、南北端が明るい。觀測時刻は5:05GMT、現地時刻で6時頃であるが、MFr氏はその後果敢に日の出後に觀測している。

 福井は25Oct(086゚Ls)に初觀測、21:20GMTω=340゚W(Nj)、21:40GMTω=345゚W(Mn)にスケッチを取った。薄明で、21:34GMTに日の出。北極冠は存在する筈だが殆ど光らない。シュルティス・マイヨルも夕方に朧である。缺けも殆ど分からない。δ=3.7"。快晴だが12℃。30Oct(088゚Ls)はMnがω=281゚W、296゚Wには少し北極冠はやや見えているが弱く、この視直徑ではシュルティス・マイヨルも明確ではない。

 十一月初めから村上昌己(Mk)氏がローヱル探訪で來福中であったが、悪天續きで足羽山で一度失敗したあとやっと6Nov(091゚Ls)に晴れ、初觀測した。20:30GMTω=210゚Wから21:50GMTω=230゚Wまで三回、筆者はその間に入った。まだδ=3.9"でシーイングが優れず模様は殆ど見えないが、圓盤はシッカリしてきている。6:35JSTに日の出。

 DPc氏は九月にイギリスからカナリー諸島のテネリフェに移って2003年火星に備えていたが、13Nov(094゚Ls)6:51GMTω=304゚Wで最初の像を捉えている。この移住は千島列島から沖縄へ(或いはカナダからフロリダへ)移動したのと同じだから相當有利であって、小さい像ながらIRでシュルティス・マイヨルを始め、北の暗帶も出ている。只、北極冠は現れない。14Nov(095゚Ls)には7:06GMTω=299゚Wで同じ様な船底型のシュルティス・マイヨルが出ていて、ウトピアが濃い。φ=23゚N。

 尚、ccd像などはCMO-Internetの新しい頁"2003 Mars Gallery"に18 Novから引き續き掲載が始まった。森田行雄(Mo)氏は22Novに觀測を開始してコンスタントに繼續している。次號から報告。


♂・・・・・・次回は16 November から 15 December (λ=109゚Ls、δ=4.3")迄をレヴユーします。觀測締め切りは毎月15日ですので、スケッチなどは16日以後直ちにお送り下さい。ccd像などは處理後jpgファイルで直ぐemailでお送り下さい。Noteは出來るだけ英語で書いて添附して下さい。

 画像、Noteは cmo@mars.dti.ne.jp と vzv03210@nifty.com の両方へお送り下さい。


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