Second Report: The CMO/OAA Observations made during the one-month period from
16 November 2002 at λ=096゚Ls to 15 December 2002 at λ=109゚Ls.

Based on the OAA Mars Section article published in CMO #267 (25 December 2002)

Masatsugu MINAMI, Director of the OAA Mars Section

♂・・・・・・火星の太陽からの離角は進んでいるが、同時に南に下がっていて、而も視直徑の進捗は遅い。裏日本は天候も優れない。然し、森田行雄(Mo)氏が觀測陣に加わり、DPc氏と勝負している。今回扱う期間は次の通り:

16 Nov 2002 (λ=096°Ls) 〜 15 Dec 2002 (λ=109°Ls)

 中央緯度 φ は23゚Nから18゚Nに降りてきた。位相角 ι は19゚から25゚へと伸びているが、まだ貧相ではない。視直徑 δ は3.9"から4.3"と伸び、未だ不十分であるが、2001年接近では既にId氏達が發進していたので、次期を期待している。

♂・・・・・・ 今回の觀測は次のようであった。

     FRASSATI, Mario  マリオ・フラッサチ (MFr) 義大利 Crescentino, Italia
            3 Drawings (23 November; 1, 6 December 2002)    250, 400×20cm SCT

     MINAMI, Masatsugu  南 政 次 (Mn)  福井 Mikuni, Fukui, Japan
            13 Drawings (19, 22, 23, 28 November; 14 December 2002) 
                                             400, 480×20cm ED Goto refractor*

     MORITA, Yukio 森田 行雄 (Mo)  廿日市 Hatsuka-ichi, Hiroshima, Japan  
            6 Sets of CCD Images (22, 23, 28 November; 1, 2, 15 December 2002) 
                           f/50@25cm speculum equipped with an ST-5C

        PEACH, Damian A  デミアン・ピーチ (DPc)  テネリフェ Tenerife, Canarias Is, España
            3 Sets of CCD Images (18, 21 November; 10 December 2002)
                           f/29@31cm Meade SCT & f/31@28cm Celestron SCT with an ST-5C


                                                               *福井市自然史博物館屋上天文臺 
♂・・・・・・ MFr氏23Nov(λ=099゚Ls)の觀測は9:16GMTに行われていて、これは勿論朝だが陽が高くなった時のもので、250×であるが、高度は35゚というから相當高く、好く見えている。ω=240゚Wで、朝方のシュルティス・マイヨルを待ったと言える。火星は金星の横にあるため導入は簡單に行えたようである。1Dec(λ=102゚Ls)では7:20GMT、6Dec(λ=105゚Ls)では6:30GMTの觀測で、400×に上げている。W21(橙)のFilterを使っている。

 Mo氏22Nov(λ=098゚Ls)にω=071゚W邊りで初觀測となった。丁度δ=4.0"であったが、好いイメージで、マレ・アキダリウムが夕方に濃く、クリュセの夕霧が白く見えているので、この時期の氣象的な様子を伝えている。23Novではω=061゚Wで、少し前日の像より劣るが、アウロラエ・シヌスなどが暗く出ている。28Nov(λ=101゚Ls)のω=009゚Wの像は穏やかな像だが綺麗である。1Dec(λ=102゚Ls)ではω=332゚Wでシュルティス・マイヨルが夕方に、シヌス・メリディアニが朝方にぼんやりと見えている。2Dec(λ=103゚Ls)のω=327゚W〜333゚Wは肉付きが好く、シヌス・サバエウスが出ているほか、北半球中緯度の白霧の帶が出ている。15Decにはλ=109゚Lsに進んでヘッラスが通常なら真っ白な筈であるが、悪天候が続いたようで、既にω=192゚Wまで進んでしまい、チェックが出來なかった。この像は不安定だが、北極冠域は明るい。尚、Mo氏はフィルターを未だ舊式なものを使っているが、次期から換えるようである。今のところB光像は然程シッカリしない。

 DPc氏はテネリフェ(七島からなるカナリー諸島の一番大きな島、28゚N)で順調に觀測を續行しており、18Nov(λ=097゚Ls)にはω=256゚Wでウトピアの暗帶をくっきり出している。シュルティス・マイヨルも充分濃い。ヘッラスがやや明るいか。21Nov(λ=098゚Ls)にはω=223゚Wの撮像、多分シュルティス・マイヨルが朝方に出ている。唐那・派克(DPk)氏はこの像のマレ・シレヌムの北について新しい要素が出ているのではないかと述べている(LtE)。10Dec(λ=107゚Ls)にはマレ・アキダリウムを完全に捉え、北部は濃く太い。南半球の模様も好く出ている。驚くべきは夕端にシヌス・メリディアニが分離され、アガトダエモンが出ている。この像は1997年三月頃の像と比較すると好い。この觀測は6:39GMT。

 筆者(Mn)の觀測は略5:20JSTから6:40JST±10分で三回ぐらいの觀測である。福井が晴れる場合は大抵高氣壓が來ているときで(なかなか來ないが)、Mo氏の觀測日と競合している。但し、1Decは夜半から福井は曇った。觀測内容についてはMo氏に似ているので、ここでは省く。北極冠は時々見える他、朝夕の靄などが捉えられる。


♂・・・・・・次回は16 December 2002 から15 January 2003 (λ=123゚Ls、δ=4.9")迄をレヴユーします。觀測締め切りは暫くは毎月15日ですので、報告等は16日以後直ちにお送り下さい。ccd像などは處理後jpgファイルでInternet用に直ぐemailでお送り下さい。Noteを出來るだけ英語で書いて添附して下さい。

 画像、Noteは cmo@mars.dti.ne.jp と vzv03210@nifty.com の両方へお送り下さい。


Back to the CMO #267 / Back to the Façade