CMO 2001 Mars Report #12

2001年七月前半の火星面觀測

1 July 2001 (188Ls) 15 July 2001

 


東亜天文学会 火星課 『火星通信』 南 政


 

・・・・・・全球的な黄雲に覆われ時季節外れの様相を示す火星は1July(188Ls)に視直徑δ=20.5秒角、15July(196Ls)にはδ=19.2秒角に落ちたが、それでも相當な大きさで、本來なら凄い詳細像が頻出するところであった。今回はそうではなく廣域的な觀測が要求された。φ6.1Nから7.3Nへと上がり、ι15から26へと進んだ。黄雲の發達は多分季節を失わせたであろうが、北極域は北極雲で包まれる季節である。一方、南極冠の動向が氣になるところである。

・・・・・・今回、報告を頂戴した觀測者と報告數は次の通りである。

 

 AKUTSU, Tomio 阿久津 富夫 (Ak) 栃木 Tochigi, Japan

 4 Sets of CCD Images (4, 10, 15 July 2001) f/70 32cm spec with a Teleris 2

 

ASADA, Tadashi (As) 宗像・福岡 Munakata, Fukuoka, Japan

12 Sets of CCD Images (1, 2, 4, 8 July 2001) 30cm spec equipped with a Lynxx PC

 

BARNETT, John H ジョン・バーネット (JBn) 維吉尼亞 VA, USA

2 Drawings (1, 11 July 2001) 270, 360x 18cm refractor$

 

BATES, Donald R ドナルド・ベーツ (DBt) 德克薩斯 Mt Locke/Houston, TX, USA

2 Colour Images (8, 9 July 2001) f/120 25cm speculum, Elite Chrome 200

 

BIVER, Nicolas ニコラ・ビヴェール (NBv) 凡爾賽 Versailles, France / Noordwijk, Netherlands!

2 Colour Drawing (12!, 14 July 2001) 190x 20cm speculum! / 330x 26cm speculum

 

CAVE, Thomas R トマス・ケーヴ (TCv)  長堤 Long Beach, CA, USA

2 Drawings (2, 5 July 2001) 390, 400, 550x 33cm speculum

 

CIDADO, Antnio Jos アントニオ・シダダゥン(ACd) 葡萄牙 Oeiras, Portugal

6 Sets of CCD Images (4/5, 6 July 2001) 25cm LX200SCT with an ST-5C + AO

 

FALSARELLA, Nlson ネウソン・ファウサレッラ (NFl)

巴西 Sao Jose do Rio Preto - SP, Brasil

9 CCD Images (6, 9, 10 July 2001) 20cm speculum + AVA ASTROVID 400

 

GRAFTON, Edward A エドワード・グラフトン (EGf) 德克薩斯 Houston, TX, USA

3 Sets of CCD Images (5, 7, 11 July 2001) f/60 35cm Celestron SC with an ST6

 

HEATH, Alan W アラン・ヒース (AHt) ノッティンガム Nottingham, UK

3 Drawings (1, 3, 4 July 2001) 200x 20cm SCT

 

HIGA, Yasunobu 比嘉 保信 (Hg) 那覇 Naha, Okinawa, Japan 

38 Video Images (1, 2, 3, 6~10, 12, 13, 14 July 2001)

25cm f/6.7 speculum equipped with a Sony VX-900

 

HIKI, Toshiaki 日岐 敏明 (Hk) 長野・箕輪 Minowa, Nagano, Japan

14 Drawings (1, 3, 4, 10, 11, 14, 15 July 2001) 430x 22cm speculum

 

ISHADOH, Hiroshi 伊舎堂 (Id) 那覇 Naha, Okinawa, Japan

      19 Drawings (1, 2, 6, 7, 8, 9+, 10+, 11, 12, 13, 15 July 2001)

340, 400x 31cm speculum/420x 25cm speculum+

 

ISHIBASHI, Tsutomu (Is) 相模原 Sagamihara, Kanagawa, Japan

7 Colour Images (26, 27, 28 June; 1; 3, 8, 10 July 2001)

31cm f/6.4 spec, Fujichrome 400F

 

KUMAMORI, Teruaki 熊森 照明 (Km) Sakai, Osaka, Japan 

5 CCD Colour Images (2, 3, 10, 13 July 2001)

20cm Dall Kirkham with a Sony PC-5 /

60cm Cassegarain with a Sony TRV-900

 

MELILLO, Frank J フランク・メリッロ (FMl) 紐約 Holtsville, NY, USA

10 Sets of CCD Images (3, 7, 10, 13 July 2001) 20cm SCT with a Starlight Xpress MX5

 

MINAMI, Masatsugu 南 政 (Mn) 福井 Fukui* / 那覇 Naha, Okinawa, Japan

82 Drawings (1*~4*, 7*, 8 ~10, 11, 12~15 July 2001)

400x 20cm refra*/ 420, 530x 25cm spec/ 400x 31cm speculum chez ISHADOH

 

MOORE, David M デイヴィッド・ムーア (DMr) 亞利桑那 Phoenix, AZ, USA

7 Sets of CCD Images (8, 9, 11, 15 July 2001)

                    f/40 36cm Cass with an Astrovid 2000 video camera

 

MORITA, Yukio 森田 行雄 (Mo) 廿日市 Hatsuka-ichi, Hiroshima, Japan

15 Sets of CCD Images (1~4, 7, 9, 10 July 2001)

f/50 25cm speculum equipped with an ST-5C

 

MURAKAMI, Masami 村上 昌己 (Mk) 藤澤 Fujisawa, Kanagawa, Japan

33 Drawings (1~5, 8~11, 13, 15 July 2001) 320, 400x 20cm speculum

 

NAKAJIMA, Takashi (Nj) 福井 Fukui, Japan

35 Drawings (2, 3, 4, 7, 9, 14, 15 July 2001) 400x 20cm refractor*

 

NARITA, Hiroshi (Nr) 川崎 Kawasaki, Kanagawa, Japan

15 Drawings (2~5, 8, 9, 10, 13 July 2001) 320,400x 20cm refractor

 

NISHITA, Akinori 西田 昭徳 (Ns) 福井 Fukui, Japan

1 CCD Colour Image (4 July 2001)

f/190 20cm refr*equipped with an Apogge AP7p

 

PARKER, Donald C ドナルド・パーカー (DPk) 佛羅里達 Miami, FL, USA

11 Sets of CCD Images (3, 5, 6, 7, 9, 13# July 2001)

f/36,44 41cm Meade SCT/ f/39 41cm Newtonian# equipped with a Lynxx PC

 

PARKER, Timothy J ティモシィ・パーカー (TPk) 加利福尼亞 CA, USA

1 Set of CCD Images (1 July 2001) 31cm Cass with a 3 CCD Cam

 

PEACH, Damian A デミアン・ピーチ (DPc) ノーフォーク King's Lynn, Norfolk, UK

1 Set of CCD Images (2 July 2001) f/21 31cm Meade SCT with an ST-5C

1 Colour Drawing (3 July 2001) 405x 31cm Meade SCT

 

SCHMUDE, Richard W, Jr リチャード・シュムード (RSc)  喬治亞 GA, USA

1 Drawing (15 July 2001) 240x 10cm refractor

 

SCHULZ, Robert ロベルト・シュルツ (RSz) 奧地利 Wien, Osterreich

2 Sets of CCD Images (4&, 14 July 2001)

30cm Clark refraktor& /20cm Meade SCT with Webcam Philips

 

TAN, Wei-Leong (WTn) 新加坡 Singapore

29 Sets of CCD Images (1, 2, 6, 8, 9, 10, 12~15 July 2001)

f/16 28cm SCT equipped with an ST-7E

 

TEICHERT, Grard ジェラール・タイシェルト(GTc) Hattstatt, France

1 Drawing (3 July 2001) 330, 310x 28cm Schmidt-Cassegrain

 

TSUNEMACHI, Hitomi 常間地ひとみ(Ts) 横濱 Yokohama, Japan

8 Drawings (1, 14 July 2001) 360x 12.5cm Fluolite refractor

 

VALIMBERTI, Maurice モーリス・ヴァリムベルティ (MVl)

                  澳大利亞 Viewbank, Victoria, Australia

12 CCD Colour Images (4, 9, 13 July 2001) f/80 15cm refra with a TC245 based camera

 

WAKUGAWA, Tetsuo 湧川 哲雄 (Wk) 東風平 Kochinda, Okinawa, Japan

       4 CCD Colour Images (1 July 2001) 40cm speculum equipped with a Sony VX-1000

 

$ Richmond Astronomical Society Ragland Observatory

ソフィア・堺 天文臺 Sakai City Observatory

*福井市自然史博物館屋上天文臺 Fukui City Observatory

黄雲の發展:


1 July~3July(188Ls)


幸いに沖縄だけでなく、1Julyには内地も關東(MkTs)、長野(Hk)、廣島(Mo)福岡(As)、福井(Mn)などで晴れ間が來た。福井では11:30GMT(ω=189W)から開始、既に全面が黄雲で覆われていることは明らかで、更にマレ・シレヌム南のパエトンティスには黄雲溜まりが殘って動きがあった。ω=199Wではプロポンティスなど確認出來るものの、エリュシウムの邊りには可成り黄塵の激しい動きがあって、アエテリアの暗斑にも異常が出ていることが明確であった。暗斑は縦型になり、エリュシウム内には暗線が南北に走っている状況で可成り異様であった。Wk氏のω=190W206WAs氏のω=198W224Wにもこの特徴が現れ、Mo氏のω=204W243Wも出來栄えが好い。Hg氏のヴィデオはω=195Wからω=268Wまで作動し、殆どを網羅している。Id氏はω=213W以降觀測。シュルティス・マイヨルは予想通りに見えて來ている。Id氏はω=260W(16:20GMT)まで觀測。アエテリアの暗斑の異様形はTs氏がω=230Wで捉えた。新加坡のWTn(陳韋龍)は日本とダブるような形で、ω=243W266Wを押さえている。シュルティス・マイヨルは北端を殘すのみでシヌス・サバエウスにも影響が出ている様に見える。

 2July(188Ls)は福井で10:50GMT(ω=161W)から。雲が出たが13h過ぎに好い晴れ間が來て、絶好の火星面をNj氏と觀測したが、明るい黄色に完全に包まれて、もはや黄雲が廣域的に支配していることは明白であった。筆者(Mn)ω=212W222Wの觀測だけであるが、南中時でシーイングも好く、プロポンティスは弱くなっているものの、エリュシウム内の縞やアエテリアの暗斑が前日とも違う姿をしていること、その暗斑の南には光斑擾亂があること等、南半球にも激しい動きがあることなど確認出來た。Km氏のω=211Wでは、プレグラが濃く、アエテリアに掛けて、エリュシウムが寧ろ薄暗くなっている。As氏のω=188W230Wは殆どの特徴を網羅する。Hg氏はω=186Wからω=195W迄。繰り返すと、肉眼で見る火星面は黄色く輝く球面そのもので、仄かな模様は遠近法に則って縁まで擴がるような形で、ものの見事に綺麗で、Nj(1956年、1971年、1973年の大黄雲の經験者)とこんな姿はこんな大きな視直徑で、而も南中時の好条件で見たことないね、と話し合ったものである。未だ、模様が黄雲に透けて見える様な淺い状態であったが、この黄雲は既に我々の北半球だけでなく他半球にも擴散している筈であると確信して、その夜、黄雲はGlobalであること、他半球でも注意されたしという意味の emailを發信した。
 3July(189Ls)は福井ではω=164Wからだが、パエトンティスでの黄塵の動きは更に活發で、29Juneに見られた黄塵のマレ・キムメリウム横斷は再び復活したようで、ここが明るく、またマレ・キムメリウムの西端部は逆に大きく濃化したのがこの日の特徴である。この濃化は不思議である。北半球のエリュシウム邊りも更に複雜な動きを見せていて、アエテリアでの黄塵も活發であった。黄雲は濃くなっている。尚、Mo氏が1Julyから4Julyまでωを揃えて記録したことは快擧であった。實は30JuneAk氏の像(#247p3048)の續きになっており、たいへんに貴重で、模様や黄塵の移り變わりが見て取れる。Km氏も2July3Julyω=188Wを得ている。

4July(189Ls)

 この日には東側に新しい動きがあった。福井では10:50GMT(ω=152W)に開始し、ω=182W迄マレ・シレヌムの東のダエダリアが鋭く輝いていて、ここに黄塵の爆發があったことは確實であった。この日澳大利亞メルボルンのヴァリムベルティ(MVl)が、これを既に9:14GMT(ω=129W)で殆どCM通過直後に捉えていて、見事である。殆ど天頂らしいが、15cm屈折も威力を持っている。この像で重要なのは、更に東端近くのソリス・ラクスの北に共鳴光斑があることである。尚、MVl氏の像では黄雲の擴がりは鮮明ではないが、日本から見える部分は全く黄雲に覆われており、これから察するところ、この畫面でもソリス・ラクスの經度迄は擴がっていることは確かである。尚、後方ではこの日のMoNsの像でも明らかなようにマレ・キムメリウムの西端部邊りがひどく大きな暗斑となり、先述したように全く不思議な現象である。

 

56July(191Ls)

 5Julyω=058Wグラフトン(EGf)の像には、ソリス・ラクスの西と北に黄塵光斑が出ている。これは前日のMVl氏の觀測で出た擾亂の早朝からの再現であろう。この日のDPkの畫像はω=033Wで、此処までの角度はないが、アウロラ・シヌスなど淡化しており、既に全體に黄雲の影響が出ていることは明らかである。DPk氏はLRGBを試みたが、これは淡い模様を恢復させる爲と見て取れる。

 6July(191Ls)に至って、ソリス・ラクス近邊の黄塵は大バケし、DPkω=048W060Wでタウマジアからアウロラ・シヌスへの筋と、それと並行にソリス・ラクスの西から東北への流れを持つ明るい筋が出ている。これはQuickNoteに添附して發信される(前號LtE)と共に筆者宛にemailが届いた(今號LtE)。筆者の考えでは黄雲の攪拌がなければ大バケはないと思う。
  我々はアメリカから八~十時間遅れて見ているわけであるが、Id氏が7Julyω=170Wで夕方のオリュムプス・モンスが暗點となって見えているという重要な觀測を行った。これは黄雲の活動が一段階進み、黄雲の海が山裾まで侵して頂上だけをコントラストで浮き上がらせているということである。その後、これは朝夕に關係無く、茶色の斑點として見え、タルシス三山も同様に孤立點として確認された。Hg氏のヴィデオ像では6July(191Ls)に既に見え、逆に4July以前は確認出來ないから、タルシス附近で一段階密度乃至深さが進んだのは5July6July頃であると思われる。これはソリス・ラクス邊りでの黄塵爆發に呼應する。

 

DPk's drawing on 8 July    

78July(192Ls)

 7July(191Ls)にはEGf氏はω=020WDPkω=026W031Wで撮像、前方の筋が出ているがやや太くなっている。同日」には ーア(DMr)ω=043W068Wでこの二本筋を殆ど中央で捉えた。この二本筋の姿は1973年の黄塵發生後、16October1973に見せた姿を彷彿とさせる。この様子は多分地形と黄雲の層の高度に關係しているのであろう。8Julyには筆者(Mn)は比嘉氏、伊舎堂氏のお世話で那覇に移った。一ヶ月滞在の豫定である。

 

9July~15July(196Ls)

  DPk's drawings on 9 July
 9 July (192Ls)にフロリダの DPkω=354Wでシヌス・メリディアニの消失を觀測、二時間遅れでアリゾナのDMrω=023W/028Wで確認した。また筆者は9Julyにヴァージニアのホイットビィ(SWb)氏から良シーイングの下でシヌス・メリディアニが見えないというemailを貰っている。マレ・エリュトゥラエウムの大半は埋没しているが、その東端とノアキスの暗帶は健在で濃く出ていた。然し、11July(193Ls)DMrが同じ角度で撮像した結果、マレ・エリュトゥラエウムの東端を殘しノアキスの暗部は消失していた。マレ・エリュトゥラエウムの奇妙な殘り暗部は、それより早くEGfが同じ日にω=343Wで撮っている。15July(196Ls)になってDMrω=340Wの像では今度は新たにマレ・エリュトゥラエウムからシヌス・サバエウスの東部へ走るバンドが出來ており、恰も疑似シヌス・サバエウスみたいな恰好になっていた。13July(195Ls)には DPkω=292W302Wで良像を得たが、火星面はまるで焼け跡のような始末である。デプレッシオネス・ヘッレスポンティカエが現れ始めているのは新鮮。

 9 July (192Ls)にはこのように先ず DPkω=354Wで撮像、次いでテキサスのDBt氏がω=020Wで、DMrω=028Wで、そして澳大利亞のMVlω=084W/090Wで觀測、次いで日本へ來る。那覇では、「あけぼの荘」の屋上でId氏と筆者がω=110Wからω=183Wまで合同觀測し、近くでHg氏はω=130Wからω=178W迄ヴィデオ撮影していた。この間、Mk氏がω=139Wでスケッチ、Mo氏がω=154Wで撮像した。新加坡のWTnω=164W170Wで撮っている。このように澳大利亞が入ると半球が聨續するのである。このようにして南半球での依然として活發な黄雲の動きや、北極雲の廣範囲での活動が把握出來よう。

 13 July (195Ls)にもMVlω=040W から095W迄ほぼ10W毎に觀測、那覇の筆者も10W毎にω=082Wから150Wまで、Hg氏もω=108Wからω=142W迄ヴィデオを作動させている。Mk氏はω=091W 101W111Wで、Kmω=107Wで、Id氏はω=130W145Wで觀測し、新加坡のWTnω=115W127Wで撮像した。アスクラエウス・モンスとオリュムプス・モンスのコンビはω=100Wからω=150Wまで愉しめる。アルシア・モンスも褐色の點として見え、その南には多分1973年に現れていた暗部が見えている。Akはこれらの姿を10Julyω=135Wで見事に捉えている。同じ日Moω=140W からω=160WまでRGB+IR像を揃えている。

 

黄雲の段階:

南半球夏の黄雲は偏東風にあおられて西進しながら擴散するのであるが、今度の黄雲は春先でそれが見られなかった譯で、浮游黄塵が突然局所的な擾亂を起こし、それがまた別のところでの擾亂を共鳴させるという形であった。黄雲の擴散は可成り速かったのであるが、明るい黄塵の核が素早く移動するということはなかった。全て、浮游黄塵によって共鳴的に聨鎖したようである。擾亂は獨立しているような形になるが、その前に前兆としての淡い黄雲が擴がっているはずである。1Julyには既にエリュシウムあたりで新しい擾亂が起きていたが、明らかに既に黄雲は到達し、それが尋常でなく、これが堀起こしをしたと考えるのが妥當である。黄雲の光學的深さが淺いときは、IRなどで簡單に地を寫し出すすから黄雲の擴がりなど分からないだけである。筆者は既に1Julyの段階で、黄雲は全球に亙っていたと考えている。DPc氏やACd氏などの名手達の2 and 3 July at ω=334W 4/5 and 6 Julyなどでの像が20秒角大では信じられないくらいにしょぼくれているのはその爲だと考える。黄雲の展開は模様の消失ではなく、色の變化の段階で捉えないといけない。黄塵は明るさや模様と関係するが、黄雲は色であり、擴がりも速く、影響も大きい。

 

極地の觀察:

今回は北極雲の活動が特に後半目立ち、また南極冠の問題もあるが、紙數の關係で、のちのNoteで纏めることにする。


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