LtE in CMO #246

From Wu-Yang LAI


●・・・・・・. 蔡さんも私も無事です。13日の晩と14日午前との二回地震がありましたが、14日ほうがひどく、継続時間も長くて、私は戸外へ逃げる準備を始めたほどです。翌日の新聞には、地震が来たら先ず戸外へ出る戸を開けておかなければならぬ、建物が歪んでしまったら戸が開けられなくなる・・・と書いてありました。なるほど、これは気がつかなかった。よく覚えておくべきことですね。

 

いつもは夜中過ぎ、寝る前にemailをチェックするのですが、今回だけは14日、15日と二晩チェックを怠ったため、やっと今日16日の昼過ぎにお便りを拝見しました。さっそく蔡さんにfaxで転送しました。

 

蔡さんかの返事によれば、台北隊の沖縄訪問は八月18日~21日と決定したので、南さんにお目にかかることは不可能とのことです。参加は多くて36人までに限定すると。私が思うに、もしも総数36人に達したら、相当な大団体と言うべきでで、蔡さんが「気をつけ!前へ進め!」と号令をかける必要がありそうです。そこは昔軍国主義時代に、軍事教練で陸軍中尉殿にみっちり叩き込まれております。

 

蔡さんと陳正鵬さんとの二人だけが 伊舎堂さん、比嘉さんを、表敬訪問する。観測設備を拝見させていただく程度でけっこう。それから一同そろって沖縄の観光コースを一巡りします。夜は沖縄の星を眺める計画です。沖縄は空気が澄んでいると思われます。

 

私は参加しないことにしました。大勢でたのしそうに歓談しているときに、私一人だけが談話に加入できなくて、退屈してしまいますから。

 

CMO244号まで、無事にいただきました。ありがとうございます。観測の好期となり、誌面に活気が溢れていますね。誰の写真だったか忘れましたが、美しいカラーをパソコンで見ました。

 

私のパソコンは二年前からCPU300MHzで、ハードディスクは6.3GBです。部分品は、若造たちが要らなくなったのを、貰ってやります。OSは金を出して買ったWin98に、マイクロソフトの無料ソフトをいろいろダウンロードしました。Win Meが安いので買いましたが、雑誌上の評判が芳しくないので、使わないことにしました。いつまでたっても初心者で、びくびくしながら使っています。

 

ではお元気で。 敬具

(172001 email)

 

○・・・・・・・・Date: Thu, 9 Aug 2001 23:27:02 +0800

From: "Lai, Wu-Yang" <laiwy@tpts5.seed.net.tw>

To: "ishadoh" <ishadoh@m1.cosmos.ne.jp>

Cc: " 政次" <vzv03210@nifty.ne.jp>

Subject: Re: 沖縄訪問

 

 伊舎堂 弘 樣

 

拝復 お便りありがとうございます。さっそく蔡さんへFaxで転送しました。私は今(9日の夜)パソコンのE-メールをチェックしたばかりです。貴信は9日の1:19AMの発信となっています。平素メールの到着が少ないせいで、一日に一度しかチェックしていません。これから、もっとまめにチェックしなければ、時代に追いつけないと反省しました。

 

沖縄訪問計画は、残念ながら竜頭蛇尾になってしまい、取り消しになりました。そう決まったのはつい23日前のことです。すぐお知らせすべきでしたが、よい便りとは言えないのと、老人のものぐさでぐずぐずして、すみませんでした。はじめは大勢参加しそうな形勢でしたが、だんだん減ってしまったそうです。このごろの若い連中は気分がころころ変わってしまいます。彼らは日本への興味を一通りは持っていて、日本の歌手が台湾へ来れば、若いファンが山と集まりますし、新しい商品を売り出すときには日本の人気商品だというのが効果のある宣伝文句です。しかしそれだけのことであって、日本の歴史や文化に深い関心を持つ若者はちょっと見かけません。日本が台湾を見捨てているので、台湾の若者の日本への関心も自然と表面的です。蔡さんや私ぐらいの年輩の者は、ときには「日本人しっかりせい」と声をかけたくなることがありますが、言い出そうものなら要らぬお世話だと一蹴されるでしょう。

 

この前台湾の中央部を横断した八号台風は、風はそれほどでなかったけれども、雨量が多かったので、方々で土石流が発生して、一瞬間に民家を埋めてしまうという事件が発生し、多数の死者が出ました。被害の多かったのは南投県で、一昨年の大地震でいちばん被害の多かった県でもあります。

 

台風は、もし台湾島に上陸すれば、台湾島の背骨の異称のある3000mの中央山脈に風力を削減されます。上陸せずに台湾の海岸すれすれに通ったときのほうが風害は深刻です。沖縄は高山がないから、襲われたらひどいことになりますね。それだけに昔から建築物は暴風に耐えるようにできているのではないでしょうか。

 

火星の眼視観測は、だいぶ成果が上がっているようですね。私のところへも観測報告のメールが着きます。ついこの前も美しいカラーのスケッチが二枚着きました。

 

2003年は大接近ですね。1941年夏の大接近は、最大視直径が24″もあって、蔡さんと私は10cm屈折でスケッチを試みました。若き日のいい思い出です。 敬具

 

頼武揚 Lai, W.Y.

laiwy@tpts5.seed.net.tw

 

----- Original Message -----

From: "ishadoh" <ishadoh@m1.cosmos.ne.jp>

To: "Lai, Wu-Yang" <laiwy@tpts5.seed.net.tw>

Cc: " 政次" <vzv03210@nifty.ne.jp>

Sent: Thursday, August 09, 2001 1:19 AM

Subject: 沖縄訪問

 

 

> 頼武揚 様、蔡章獻 様

>

> 拝啓 こちらは今年になってまだ台風の襲来がないのですが、台湾は

> 前回の台風で大きな被害がでましたが影響はなかったでしょうか。

>

> さて沖縄訪問も近づいて参りましたが、私は所用で県外に18日に出発し

> 19日の最終便(10時40分那覇着)で戻ることになりました。従いまして

> ご案内できる日が19日の遅い時間か若しくは20日となりました。20

> は休む予定ですので、そちらの都合のよい時間にご案内できると思います。

> もし可能であれば19日の遅い時間からでも私のほうは構いませんので

> ご都合の良い日をご連絡ください。ご迷惑をお掛けし申し訳ありません。

>

> こちらでは南さんが観測を継続していますが、12日に福井へお戻りになる

> 予定です。今年は台風がまだ沖縄本島に接近していないため、一ヶ月も

> 欠測がないという平年では考えられない状態です。しかし今後強大な台風

> が発生する可能性もあるので心配です。

>

> 沖縄へいらっしゃる時には良い天気に恵まれるよう期待したいと思います。

                                                                           

>    敬具

>                           伊舎堂 

 

 


 賴 武 (Wu-Yang LAI  淡水、臺灣Taiwan)

laiwy@tpts5.seed.net.tw


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