2006/12/09


NOAA10798の研究(4):Fitting解析(II)

修正したfittingプログラムを作成し、結果を比較する。

中央値パラメータ初期値決定法

Fittingの初期値を固定した場合と、周囲のパラメータから初期値を中央値(median)で求めた場合の結果を示す。
また、当てはめの良さの指標として、それぞれの場合の残差二乗和を示す。

ちょっと考察

初期値をmedianのみで決定するのには無理があるようだ。
ならば、周囲の情報を取り込みつつも、あまり異常なパラメータに引きずられないような手法が求められる。
となると、固定した初期値と周囲の情報とを、加重平均してやればどうだろうか。
重みとしては、残差二乗和の逆数が利用できそうである。

重み付きパラメータ初期値決定法

Fittingの初期値は、予め固定してあるp0と、すでに求まっている周囲の領域のパラメータp(x,y)を加重平均して求める。
重みは残差二乗和の逆数を用い、当てはめが良くなかった場所の情報はあまり採り入れないようにした。
固定初期値p0に対応する重みは1とした。
残差二乗和の平均が0.0002程度であることから、周囲の領域のパラメータに対する重みは0.0002/(残差二乗和)となる。

Contrast fitting比較

Contrast Error : 7.1241848e-06
Contrast Error : 0.014548338
Contrast Error : 7.6997350e-05
Contrast Error : 0.018954524
Contrast Error : 0.0070212340
Contrast Error : 0.013131361
Contrast Error : 7.1241848e-06
Contrast Error : 0.0070430056
Contrast Error : 7.6085125e-05

まとめ

他の時刻、他のパラメータも表示すると、以下のようになる。
UP