宮本正太郎先生

宮本正太郎先生

  • 1912年 広島県尾道市に生まれる
  • 1936年 京都大学理学部卒業
  • 1948年 京都大学教授となる
  • 1958年 花山天文台長となる
  • この間日本天文学会理事長,国際月面学会会長,東亜天文学会副会長など歴任
  • 1976年 京都大学退官,京都コンピュータ学院名誉学院長就任
  • 1992年 永眠

宮本正太郎論文集

わが国の天体物理学のパイオニアとして様々な分野での先駆的な研究論文は「宮本正太郎論文集」(京都コンピュータ学院出版 1993) にまとめられています。

第1期 –1945年惑星状星雲・中性子星の研究
第2期1946–1957年早期型特異星の大気・太陽コロナの研究
第3期1958– 月の地形・火星の気象の研究

特に、太陽コロナの温度が150万度であることを、世界で初めて正しく計算した[1] ことは高く評価されています。花山天文台長時代には火星の観測・研究で活躍され,また天文普及にも尽力されました。NPO法人 花山星空ネットワークはその遺志を継いでいます。

宮本先生の名前は小惑星にもついています ((7594) Shotaro)。

(執筆者: 作花)