CMO #437 (25 August 2015) 和文お便りLtE Now

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  ・・・題名:冥王星は火星を思わせる色?

発信: 7 July 2015 at 21:53 JST

 

 ニューホライズンズがどんどん冥王星に近付いて 興奮が高まってきているようです。本日珈琲休憩中にWebで面白い解説に出くわしました:

http://www.nasa.gov/nh/pluto-the-other-red-planet

曰く;”冥王星は火星を思わせる赤茶色をしているが、起源は全く異なる。火星のは鉄錆びの色だが、冥王星の場合は、メタンやエタン等の単純な有機化合物に太陽からの紫外線が作用して生成する共重合分子であるソリン(tholin)の色だ...”そうです。冥王星のあたりでは四方八方の天空から降り注ぐライマン‧アルファ光も太陽光と同じくらい電離作用が強いので、何十年も続く冥王星の極夜の領域でもソリン生成が起こるだろうとのことです。

 

  発表される表面模様も日増しに鮮鋭度がアップしてきて楽しみなことです:

http://www.nasa.gov/nh/pluto-charon-surfaces-in-color

この動画では、冥王星とカロンが自転公転完全同期ロック状態(互いに恒に同じ面で向き合っている)で、まさしくハンマー投げ状態になっていることがよくわかって非常に教育的ですね。このハンマー投げ選手冥王星の後頭部、カロン方向との対蹠点部に、巨大な類円形ないしは角のナマった矩形の明部が認められます;これは何でしょう!?...私が期待する、火星のヘッラスのような、衝突衝撃で本体が壊れない限界の、本体の1/3径の巨大イムパクト‧ベイズンでしょうか!? シーハン先生に聞いてみたいけど、フラグスタッフ詰めでお忙しくてとてもじゃないでしょうね。

   また宜しくお願いいたします。

近内 令一 (石川町、福島県)

 


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