施設紹介
当施設について
岡山天文台は、京都大学大学院理学研究科附属天文台が運営する天体観測施設として2018年に開設されました。 施設内には国内最大の口径3.8メートルの「せいめい望遠鏡」が設置されており、 京都大学と国立天文台の共同運用により最先端の天体観測研究が進められています。
せいめい望遠鏡の運用は、国立天文台の支援を受けて行われています。
また、文部科学省の助成による 光・赤外線天文学大学間連携事業 の支援を受けています。
設立の経緯
せいめい望遠鏡は4m級の望遠鏡をアクセスのしやすい国内に建設することで、若手研究者へ最先端の観測機会を提供するとともに、
挑戦的・開発的研究の環境を整えることを目指し、京都大学、国立天文台、名古屋大学の三者によって実現しました。
望遠鏡開発と運用においては、藤原洋氏をはじめ多くの方々からの貴重な寄附金、
および大学と企業の研究者・技術者からの多大な支援を受けています。
設置場所
岡山天文台は浅口市と矢掛町にまたがる竹林寺山(標高372m)に設置されています。 この地域は瀬戸内ならではの高い晴天率に加え、大気が安定し揺らぎが少ないため、日本国内を代表する天体観測適地の一つです。 当施設は188cm望遠鏡、91cm望遠鏡など多数の望遠鏡を保持運用している国立天文台ハワイ観測所岡山分室敷地に隣接しています。
科学・技術目標
おもな科学目標は、潤沢な観測時間を用いた超新星やフレアなどの突発現象の解明と、当施設のすぐれた開発環境を生かした系外惑星の直接撮像を掲げています。
おもな技術目標としては、望遠鏡用の鏡の製造、分割鏡制御、軽量架台の最先端技術の獲得です。
いま
京都大学の研究者や学生、国立天文台の共同利用観測を通じて、全国の大学や研究機関に所属する方に天文学研究、 望遠鏡や観測装置の技術開発のために365日24時間活用されています。
地域とともに
一方で、当施設から撮影した瀬戸内海方面の夜景(下の写真)のとおり、市街化の進行とともに街灯りで夜空が明るくなり、 天体観測に支障をきたすことが多くなりました。 最先端の研究を行える貴重な観測環境を守るため、夜空を照らさないように屋外照明の設置方法を見直すなど、 地域の皆さまにご協力いただいています。 私たちは、地域の皆さまのご理解とご協力に支えられながら、宇宙の謎の解明に取り組んでいます。