〔山形大〕天体からの光の粒を捉える 山形生まれの高速カメラIMONY
~せいめい望遠鏡でカニパルサーを連夜観測~
山形大学を中心とする研究チームは、可視光天体を高速で撮影できる装置 IMONY(いもにぃ)を開発し、口径3.8 mのせいめい望遠鏡でカニパルサーを1週間にわたって観測しました。
IMONYは、光を“粒”として1つずつ数え、到来時刻を1000万分の1秒の精度で画素ごとに記録します。記録されたデータを整列することで非常に高速の動画のように再構成できます。
カニパルサーが0.034秒周期で1回転するたびに出す光の脈(パルス)をとらえられるようになりました。
さらに、光パルスのタイミングが数日スケールでゆっくりわずかにずれていく兆候も見つかり、光パルスが生まれる場所(放射領域)が少し動いた可能性が考えられます。
これらの観測が実現できるのは、IMONYの感度の高さや高速さと、せいめい望遠鏡の高い集光力の組み合わせによるものです。
IMONYという名前は、山形のソウルフード「芋煮」に由来します。地域に親しまれる名前を掲げて最先端の観測研究と国際的な同時観測に挑戦しています。
またIMONYの開発と観測には、歴代の大学院生や卒研生が深く関わっており、電子回路やソフトウェア技術を身につける実践的な人材育成にも直結しています。
(山形大学プレスリリースより)
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