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-- 25 August 1997 --

- From #194 we cite two articles -
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* OAA MARS SECTION
-- Mars Observation Reports of 1996/97 (#016)--
* 10 Years Ago (24)(Japanese)
-- CMO #037 (25 August 1987)--


OAA MARS SECTION
1996/97 Mars Observation Reports , #016 ( 16 July - 15 August 1997 ) (English)
1996/97 火星観測報告 第16回 (1997年7月16日〜8月15日) (Japanese)

From CMO#037 10 Years Ago (24)
--- CMO #037 (25 August 1987)- (Japanese)

1987年八月には火星は太陽方向にあって、27日には太陽と合になった。八月中旬でLsは60゚に達して。火星北半球では初夏を迎える季節だった。24日には既に地球との距離が最遠となっていて、以後は1988年九月の最接近に向けて近づき始めた。『火星通信』では次接近期の火星の観測情報を「Coming 1998 Mars」と題して連載を開始した。

 この号も観測不可能な時期なので来信中心だが、記事には上記の「Coming 1998 Mars」の一回目として、佐伯恒夫課長ご自身の計算による「火星の出没・南中表」が掲載された。数値ばかりでなく出没図も添付されていて、観測可能時間の良い目安となった。連載中の「D.C.パーカー氏の火星写真(1986年)の紹介」は5回目となり、七月15日(206゚Ls)のED200からの紫色光写真とTP2415による写真の2葉の写真について詳しく説明がされている。

 来信には台湾からの廬景猷氏・頼武揚氏・蔡章献氏のお便りが紹介されている。廬氏からの初めてのお便りには自己紹介と、台湾の天文事情が記されている。廬氏は10cm反射望遠鏡を持つアマチュアで、南氏の台北での火星観測に関する講演を拝聴して、指導通り観測したところ表面模様がよく見えた事に興奮し、火星観測に俄然興味が湧いたとのことで、『火星通信』への参加を希望してきた。南氏は解説の中で廬氏の手紙本文にある「黙黙耕耘」という言葉を拾って、「火星観測も『火星通信』も黙黙耕耘でありたいものです。」と、結ばれている。国内からの物では、宮崎勲氏から九月23日の沖縄金環食に合わせて開催される「惑星観測者懇談会」の時間・場所が案内されている。阿久津富雄氏からは、「第20回 月惑星シンポジウム」出席の話と来期の写真観測の心算が述べられている。ほかに伊舎堂弘氏が初登場、また荒川毅氏からもお便りが寄せられている。

(Mk) 村上昌己

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