CMO/ISMO 2020 観測レポート#13
2020年十一月の火星観測報告
(λ=307°Ls ~λ=324°Ls)
村上 昌己
CMO
#502 (
♂・・・・・・ 『火星通信』に報告のあった十一月の観測をもとに、今期13回目のレポートを纏める。この期間にも火星は「うお座」にあり、16日に「留」となり逆行から順行へ戻った。視赤緯も10日過ぎには5°Nを越えて増していって、日没後の18時頃には東の空に明るく輝く姿が見られるようになっていた。日本では、天候は移動性高気圧に支配されるようになり、中旬には秋晴れの日が多くなって、折からわが国から観測できる正面で発生したダストイベントの追跡は、気候も良く順調におこなわれた。下旬にかけては冬型の気圧配置も出るようになり、シーイングは悪くなっていった。最接近を過ぎて、外国からの報告数は減少傾向になっている。
火星は、11月には視直径(δ) は、この期間には、当初の20秒角から14秒角まで日毎に減少した。一気に小さくなっていった感じである。季節(λ) は、307°Lsから324°Lsまですすんだ。傾き(φ) は、増加を続けて24°S台になって、南極が大きくこちらを向いている。最終段階になった南極冠は、まだ融け残りが認められている。位相角(ι) は、15°台から30°台まで増加して、朝方の欠けが大きくなっていった。
5日にはアメリカ側から Juventae Fons に小さく明るい光斑の出ているのが報告されていたが、12日には、近接したChryse 南部から Eosにかけて黄塵が明るく立って、予想されていたダスト・イベントの始まりとなった。後述のように、ダストの西への発展は、Solis L周辺に共鳴黄塵をもたらしたが、Phasis以西には拡がらなかった。東側には Argyre方面からNoachisへ拡がり、Deucalionis Regio にアウトバーストを引き起こして、S Meridiani から S Sabaeus あたりの一部も隠されることとなった。ダストの東への拡がりは、月末にはHellasの東側にまで達した。
♂・・・・・・ 十一月の火星面の様子を以下に項目を分けて記述する。使用した画像は、並べるためにサイズの調整をしてあることをお断りしておく。元画像はギャラリーを参照されたい。
1) ダスト・イベントの発生
今回のダストイベントは、ウエッブページのニュースで取り上げたように、2005年に起きた現象に発生場所も、発生したλ=300°Ls過ぎの季節も酷似していて、初期のダストで明るいマリネリス渓谷の変化の姿も同様であった。
発生前の 30 Oct (306°Ls)には、ペリエ(CPl)氏が M Acidalium にダストフロントの存在を指摘している。その後この地域はアメリカ側へと移っていって、5 Nov (309°Ls)には、フラナガン(WFl)氏より、Juventae Fons に small dust event の発生が画像と共に伝えられた。メリッロ(FMl)氏、ウオーカー(GWk)氏、ゴルチンスキー(PGc)氏も撮影に成功している。以下のフラナガン氏の画像にあるように Juventae Fons から ganges に沿ってダストが伸びて M Acidalium にまで達しているが、同氏の前日の画像には、北極雲に沿ってダストのコアが捉えられていて、翌日の活動へと繋がっていったように思える。Juventae Fons 周辺の活動は、翌 6 Novには見えなくなっていたが、M Acidalium にはダストフロントが懸かっている画像が報告されている。続く7, 8 Nov 両日も同様であった。
その後、M Acidalium 領域はわが国の経度の視界に入ってきた。10 Nov (312°Ls)のアメリカ側の画像には、南半球高緯度に朝縁から Argyre あたりに伸び込む B光での明るさが捉えられている。 11 Nov には、後にヘフナー(RHf)氏から、夕縁近くで Chryse 北部にダストの明班が写っているという追加の報告があった。同日には熊森(Km)氏の画像もあるが、内部ではあまり目立たないものであった。このように、M Acidalium のダストフロントが前駆現象としてあり、今回のダスト・イベントは北半球起源の様子である。
12 Nov (313°Ls) には、Chryse 南部でダストのアウトバースト(黄塵)が立って、右のMOLA地形図に見られるように、Ganges Chasma や Aurorae Chaos の低いところにダストの明るい筋が見られた。翌 13 Nov (314°Ls) には、上空のダストベール(浮遊黄雲)はChryse-Xantheにおおきく拡がり、マリネリス渓谷(Valles Marineris) の谷筋はダストで明るくなった。西の終点は Melas Chasma まで達している。Juventae Fons 方向にも低地を伝わって流れ込んでいるようである。
14 Nov (314°Ls) にはダストの活動域は南方に拡がって、M Erythraeum に明るさが出ていて、一部は Margaritifer S の南部へと延びている。
15 Nov (315°Ls) になると、Solis L の東側にもダストが拡がり、Solis L の中央には小明班が認められる。南方への拡がりも Argyre 内部まで伸び込んでいる。M Acidalium には、新たなダスト・フロントが発生している。
16 Nov (315°Ls) には熊森(Km)氏が、朝縁からの連続画像で雲(ダスト雲?)の変化を捉えて下図に纏めて発表されている。
この三角形に並んだ明るい点はダストの雲と思われて、ウェズレイ(AWs)氏、ヘフナー(RHf)氏とカルダシス(MKd)の画像にも写っていて、展開図を時系列で並べて、右図のように比較してみた。位置としては、上のMOLA図の中に白い矩形に囲った範囲である。Argyreの西側でクレーターが並んでみられるところで、地形的な明るさではないと思われる。大きな深いクレーターは、Lowell と名付けられている。
この雲の様子は、工藤(kd)氏も連続観測で朝縁から廻り込んでくるところを撮影していて、画像は小さいが動画にしてご覧いただく。
(10:11 ~ 12:32 GMT)
朝縁では白さがあるが、廻り込んで来ると、白さが無くなりダストの雲のように見え、位置も変わらずに、午後の縁近くまで進んでいる。ここでは、南氏が以前に発表した論攷にリンクを付けておく、御一読いただけば、今回記録された現象との類似点が見いだせるのではないかと思っている。
「黄塵は早暁に作られ、昼は上昇のみ」 CMO#256 (25 Jan. 2002) Masatsugu MINAMI
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/01Note02j/index.htm
東側の様子は、アメリカ側からの観測で伝えられている。Noachis方向に、南半球高緯度で朝方の靄が伸び込んでいるのが、B光画像に記録されている。
17 Nov (316°Ls) には、 熊森(Km)氏などの画像に見られるように、S Meridiani から Deucalionis Regio の東部にかけて、共鳴してダストのアウトバーストが起きて、 S Meridiani は右側の爪が朧気に隠されてしまった。M Serpentisは、まだ暗斑が残っているが、Deucalionis RegioからNoachis北部はダストに覆われている。石橋(Is)氏のB光画像に現れているように、ArgyreからNoachis南部にも明るさが出ているが、南極域を取り巻く高緯度領域では、高気圧性の下降気流が出来ているのか、地表が見えて赤黒く見えている。
以下の連続画像では、上空のダストの拡がりを見ることが出来る。アメリカ側の画像に見られるように、東側はHellasまでは達していないが、西側は、フォスター(CFs)氏の画像にあるように、Solis L周辺にもアウトバーストが起きているようで、拡がりはPhasisあたりにまで達している。
18 Nov
(317°Ls) になって、 S Meridiani 付近はアウトバーストは収まり、濃度も戻っていた。マリネリス渓谷の明るさも落ち着いてきている。朝縁から Argyre あたりまでは雲帯が伸びるのが続いているようで、B光画像にも捉えられている。Solis L 付近では黄塵の発生があるようだが、大きな変化は感じられない。西側への進展は Phasis あたりで止まってるようである。東側へは、Noachis の南側から Hellas の南に Hellespontus を越えた南極近くにまで浮遊ダストの明るさが拡がり始めている。
19Nov(317°Ls) には、日本では天気が悪く良い画像が集まらなかった。雲の中での撮影になった熊森(Km)氏の画像によると、再び S Meridiani がダストベールに覆われ西側の爪が淡くなっている。Deucalionis Regioにも拡がっていて、S Sabaeus は北岸だけが濃く見えている。M Serpentis はまだ判る。Aram から Margaritifer S あたりが明るく、アウトバーストがあったようである。Hellas の南への拡がりはアメリカ側の画像から窺える。西側の拡がりは、フォスター(CFs)氏の画像を見ると、ダストの帯は Phasis を越えて Daedalia から M.Sirenum の南側に朝縁まで拡がっているように見える。Solis L の上にもダストと思われる光斑が見えている。この日の画像でも南極域高緯度ではダストフロントのように、南極域との境がはっきりしているのが認められる。
20 Nov (318°Ls) には、日本では前線の南下で曇天となり雨も降った。オーストラリアからのウエズレイ(AWs)氏の画像が補ってくれるが、その画像には M Serpentis の西側から Deucalionis Regioにかけていくつかの明るい光点が捉えられていて、アウトバーストが発生している。一部は Edom のところで S Meridiani と S Sabaeus を分離していて、 S Meridiani は全体が淡くなっている。また、AWs氏の画像には、朝方のターミネータからの飛び出しが、参考図として添付されていて、朝縁での活発な気団の活動を裏付けているのではないかと思われる。東側への発展はフラナガン(WFl)氏の画像からでは、前日同様であると思われる。西側での様子は、この日はペリエ(CPl)氏の各種フィルターを使用した画像があり窺える。M.Sirenum 方向への拡がりは活発ではなかったようで落ち着いている。Solis L 内部の光斑は継続している。
以後11月末までには、新たなアウトバーストは発生せずに、ダスト活動は治まっている。エリア別に月末までの様子を概観してゆく。 まずは Hellas 中心の画像を並べて東側の様子を確認する。11月下旬にはシーイングの低下から日本からの画像では詳細が見えなくなるが、大きな変化は無いように思える。M Serpentis の濃度も戻って、ダスト活動は沈静化しているようである。
S Meridiani あたりの暗色模様の変化の大きかったところも徐々に回復して、月末にはダストの影響はだいぶ少なくなっている。いまだ Noachis から Argyre にかけてはダストベールが拡がっているが、その北側には、M Serpentis から Noachis の北を通り M Erythraeum に続く暗帯が出来ている。
次に最初にアウトブレークが起きたエリアであるが、この期間に詳細を捉えた画像が少なく、判断は難しいが、Argyre あたりの明るさは少なくなている。ダストで明るかったマリネリス渓谷も明るさを落としている。いわゆる M Erythraeum は明るさが点在していて、Margaritifer S の南側も明るくなっている。Chryse-Xanthe あたりも元に戻っているように感じられる。
Solis L 付近でもこの期間には活動が見られず、西側へのダスト活動の進展は認められない。Solis L 内部の明るさは残っているのが判る。ペリエ(CPl)氏は、Tharsis Montes や Olympus Mons などの高山が、朝縁近くで影を落としているのを指摘している。このエリア以西の M.Sirenum から M.Cimmerium にかけては、アメリカ側からの画像に見えているが、今回のダストイベントで影響を受けていないエリアとなる。
2) 最終段階の南極冠の様子
南極冠はさらに小さくなっているが、南への傾きの大きいこともあり、南極地が視野に入りまだ捉えられている。南半球の秋分(360°Ls)を過ぎると陰に入って見えなくなってしまうが、何時まで認められるかである。秋分となるのは、 7 February 2021 のことであり、視直径はδ=7.5”と小さくなっている。傾きはφ=17.3°Sとまだ南向きである。
他にも、北極雲の様子や、B光画像での朝縁の様子などが捉えられているが、次号で取り上げることとする。
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今回のレポートと同様の季節を観測した2005年のレポートは以下のリンクから辿れる。
「2005年十月後半(16 Oct〜31 Oct )の火星面觀測」(λ=307°Ls ~316°Ls)
CMO 2005 Mars Report #13 CMO#312 (10 November 2005)
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/CMO312.pdf
「2005年十一月前半(1 Nov〜15 Nov )の火星面觀測」(λ=316°Ls ~325°Ls)
CMO 2005 Mars Report #14 CMO#313 (25 November 2005)
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/CMO313.pdf
前者には、18 Oct 2005 (λ=308°Ls)に、今回と同じ領域で発生したダストイベントの詳報がある。
また、発生当日の状況を述べて、黄雲観測の歴史と意義を纏めた下記の記録もアップされている。
「奇蹟的だった十月18 日GMT」 [CMO 2005 Mars Note (7)] CMO#324
http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn3/CMO324.pdf
(Ser2-p0478 和文)
そして、
「北極域の重要觀測期間(ドーズの1864年の觀測に寄せて)」Forthcoming 2005 Mars
(9) CMO#305
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn2/CMO305.pdf
の 0088p には、北半球起源のダスト・イベントに関しての記事が載せられている。
2005年の『火星通信』pdf版のインデックスは、下記の第2シリーズインデックスページ(CMO#300〜)の下段にある。
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmomn0/hp_Indexes.htm
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♂・・・・・・ 十一月の観測として『火星通信』に寄せられた一ヶ月間の観測報告の集計は次のようである。日本からの報告は、十一名の方から289観測の報告があった。国外からは、アメリカ大陸方面から十一名から97観測(追加観測1)、ヨーロッパ側からは、八名から61観測(追加観測20)の報告があった。南半球からは、南アフリカのフォスター氏から13観測。オーストラリアからは、四名から12観測の報告が入った。合計して、35名からの472観測で、ダスト・イベントの発生もあって、最接近後の観測報告数としては多かった。
それぞれの観測者の画像はリストのリンクから辿れる。
阿久津 富夫 (Ak) 常陸太田市、茨城県
AKUTSU, Tomio (Ak) Hitach-Ohta,
11 Sets of RGB +
2 RGB + 3 Colour# + 2 B + 14 IR
+ 10 UV Images
(4, 5, 13*, 15, 16, 17*, 18*, 19*, 21*, 23*, 26*, 27* November 2020)
45cm
Newtonian (F/4), 36cm SCT* with an ASI 290MM & ASI 224MC#
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Ak.html
浅田 秀人 (Ad) 京都市、京都府
ASADA, Hideto (Ak) Kyoto,
24 Colour Images
(12, 14,~ 18, 21, 25, 29, 30 November 2020)
31cm Newtonian (F/6.5) with an ASI 385MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Ad.html
リチャード・ボスマン (RBs) エンスヘデー、オランダ
BOSMAN, Richard (RBs) Enschede, The
1 Set of RGB Images (9 November 2020) 36cm SCT with a Basler 640
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_RBs.html
ステファン・ブーダ (SBd) メルボルン、オーストラリア
BUDA, Stefan (SBd)
Melbourne,
1 RGB Image (8 November
2020) 41cm Dall-Kirkham with an ASI
290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_SBd.html
マチュイ・チュピタ (MCz) シュチェチン、ポーランド
CZEPITA, Maciej (MCz)
1 Colour Image
(2 November 2020) 15cm Newtonian
with a Fujifilm JX600 camera
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MCz.html
マーク・ドラクロア (MDc) トゥルヌフイユ、フランス
DELCROIX, Marc (MDc) Tournefeuille, France
6 RGB Colour
+ 4 IR・RGB Colour + 11 B + 5 IR Images (12*, 17, 21, 22, 29
November 2020)
32cm
Newtonian with an ASI 290MM & ASI 462MC*
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MDc.html
ビル・フラナガン (WFl) テキサス、アメリカ合衆国
FLANAGAN, William (WFl)
Houston, TX, the
15 Sets of LRGB
+ 15 IR Images (1, 3,~6, 9, 12, 13, 16,~20, 24, 26 November 2020)
36cm SCT @f/22 with a PGR GS3-U3-32S4M-C
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_WFl.html
クライド・フォスター (CFs) センチュリオン、南アフリカ
FOSTER, Clyde (CFs) Centurion,
13 Sets of RGB
+ 14 IR Images (2, 6, 7, 12, ~14, 17,~19, 22, 25, 29 November 2020)
36cm SCT with an ASI 290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CFs.html
ペーター・ゴルチンスキー (PGc) コネチカット、アメリカ合衆国
GORCZYNSKI, Peter (PGc)
Oxford, CT, The
15 Sets of RGB images
(1, 5, 7,~11, 14, 15, 17, 19, 24, 25, 29 November 2020)
36cm SCT
with an ASI 290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_PGc.html
エド・グラフトン (EGf) テキサス、アメリカ合衆国
GRAFTON, Edward A (EGf) Houston, TX, the
10 LRGB
Images (1, 4, 6,~8, 11, 13, 17, 20, 22 November 2020)
36cm SCT @ f/17 with an ASI 290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_EGf.html
ロバ−ト・ヘフナー (RHf) 大阪府、日本
HEFFNER, Robert (RHf) Osaka, JAPAN
7 Colour
+ 1 G Images (11, 12, 14, 16,~18 November 2020)
28cm SCT with an ASI 224MC & ASI 290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_RHf.html
リチャード・ヒル (RHi) アリゾナ、アメリカ合衆国
HILL, Rechard (RHi) Tucson, AZ, the
8 Colour + 16
IR Images (3, 12 15 November 2020)
15cm SCT with a Skyris 132C & 132M
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_RHi.html
石橋 力 (Is) 相模原市、神奈川県
ISHIBASHI, Tsutomu (Is) Sagamihara,
25 Colour + 22 B Images (5, 9*, 11, 13,~19,
21, 25, 26, 29, 30 November 2020)
31cm Newtonian (F/6.4), 10cm Newtonian (F/7.5)* with an ASI 290MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Is.html
マーク・ジャスティス (MJs) メルボルン、オーストラリア
JUSTICE, Mark (MJs)
Melbourne,
1 Colour
Image (17 November 2020) 30cm Newtonian (F/5) with an ASI 224MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MJs.html
マノス・カルダシス (MKd) アテネ、ギリシャ
KARDASIS, Manos (MKd)
7 RGB Colour + 3 B Images (13, 16, 23, 27,
28 November 2020)
36cm SCT with an ASI 290MM & ASI 178MC*
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MKd.html
近内 令一 (Kn) 石川町、福島県
KONNAÏ Reiichi (Kn) Ishikawa,
2 Colour
+ 3 IR Images (6, 21 November 2020) 41cm SCT with an ASI 290MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Kn.html
工藤 英敏 (Kd) ケアンズ、オーストラリア
KUDOH, Hidetoshi (Kd) Cairns,
6 Colour Images (5, 13, 16, 22, 24 November 2020)
20cm Newtonian with a QHY5L-II-C
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Kd.html
熊森 照明 (Km) 堺市、大阪府
KUMAMORI, Teruaki (Km) Sakai, Osaka, JAPAN
46 LRGB Colour
+ 14 B + 14 IR Images (4,~ 6, 9, 11,~19, 21, 23,~28 November
2020)
36cm SCT @ f/37 with an ASI 290MM & ASI 224MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Km.html
フランク・メリッロ (FMl) ニューヨーク、アメリカ合衆国
MELILLO, Frank J (FMl) Holtsville, NY, the
13 Colour
Images (5, 7, 8, 10, 15, 19, 21, 25,
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_FMl.html
エフライン・モラレス=リベラ (EMr) プエルト・リコ
MORALES RIVERA, Efrain (EMr) Aguadilla,
2 Set of RGB
+ 2 Sets of IR-GB + 5 Colour + 2 IR Images
(1, 3, 7, 14, 16, 18, 23, 26, 27, 30 November 2020) 31cm SCT with an ASI 290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_EMr.html
中村 健三 (Nk) 諏訪市、長野県
NAKAMURA Kenzo (Nk) Suwa,
28 LRGB Colour images (5, 10, 11, 13, 14, 16, 17, 21, 25 November 2020)
20cm SCT @f/53 with
an ASI 290MM & ASI 462MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Nk.html
中野 雄吉 (Nn) 大分市、大分県
NAKANO Yuhkichi (Nn) Ohita,
9 Colour Drawings (10,~15, 21, 23, 24
November 2020) 20cm Newtonian (F/9),359×, 448×
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Nn.html
尾崎 公一 (Oz) 稲沢市、愛知県
OZAKI, Kimikazu (Oz) Inazawa,
82 Colour images (4,~6, 11,~14, 16,~18, 21, 23, 24,~27 November 2020)
44cm reflector with an ASI 290MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Oz.html
デミアン・ピーチ (DPc) ウエスト・サセックス、英國 (チリスコープ遠隔操作)
PEACH, Damian A (DPc)
Selsey, WS, the
2 Colour Images
(9,
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_DPc.html
クリストフ・ペリエ (CPl) ナント、フランス
PELLIER, Christophe (CPl)
8 Sets of RGB
Colour + 3 Sets of RGB+ 6 Colour*+ 13 B + 11 IR + 5 UV Images
(9, 17, 20, 22, 23, 25,
31cm speculum with an ASI 290MM & ASI 224MC*
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CPl.html
ミカエル・ロゾリーナ (MRs) ウエスト・バージニア、アメリカ合衆国
ROSOLINA, Michael (MRs) Friars Hill, WV, the
1 Colour Drawing
(
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MRs.html
クレイ・シャロッド (CSr) ア−カンサス、アメリカ合衆国
SHERROD, P Clay Arkansas Sky Observatories (ASO), AR,
7 Colour Images
(2, 3,
6, 7, 12, 16,
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CSr.html
クリス・スメト (KSm) レースト、ベルギー
SMET, Kris (KSm) Leest,
2 Colour Drawings
(
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_KSm.html
ゲイリー・ウォーカー (GWk) ジョージア、アメリカ合衆国
9 Sets of RGB
Images (5, 10, 14, 17, 22, 24,
25cm Mak-Cassegrain (F/20) with an ASI 290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_GWk.html
ヨハン・ワレッル (JWr) スキヴァルプ、スウェーデン
WARELL, Johan (JWr) Lindby,
6 Colour
+ 8 IR Images (5, 20, 23, 26,
53cm Newtonian @f/14 with an ASI 462MC
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_JWr.html
渡辺 文健 (Wt) 名寄市、北海道 (なよろ市立天文台 きたてらす望遠鏡*)
WATANABE Fumitake (Wt)
1Colour Image (14 November
2020) 50cm Cassegrain* with an ASI
385MC
(*KITATERASU Telescope, Nayoro
Observatory)
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Wt.html
アンソニー・ウエズレイ (AWs) クイーンズランド、オーストラリア
WESLEY, Anthony (AWs) Rubyvale,
4 RGB Colour
Images (16, 20, 22,
42cm Newtonian with a BFLY-PGE-31S4M-C camera
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_AWs.html
ティム・ウイルソン (TWl) モンタナ、アメリカ合衆国
5 IR・RGB + 3 IR Images (2, 3,
4, 18 November 2020) 36cm SCT with an ASI290MM
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_TWl.html
吉澤 康暢 (Ys) 福井市、福井県 (福井市自然史博物館天文台)
YOSHIZAWA, Yasunobu (Ys) Fukui,
57 Colour Images
(5, 11, 14, 15, 21, 24,
(*Observatory of the
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_Ys.html
♂・・・・・・ 追加報告
KARDASIS, Manos (MKd)
1 Set of RGB Colour + 4 IR・RGB + 5 Colour* + 9
B + 6 IR Images
(7*, 8, 21, 22*, 25*, 27* September; 24, 27, 29*,
36cm SCT with an ASI 290MM & 178MC*
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_MKd.html
PEACH, Damian A (DPc)
Selsey, WS, the
2 Colour
Images (23, 31* October 2020) 36cm SCT with an ASI 290MM, 100cm Richey Chretien*
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_DPc.html
PELLIER, Christophe (CPl)
2 Sets of RGB
+ 1 Colour* + 2 B + 1 IR Images
(
31cm speculum with an ASI 290MM & 224MC*
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CPl.html
シャルレス・トリアーナ (CTr) ボゴタ、コロンビア
TRIANA, Charles (CTr)
1 LRGB Colour Image (
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_CTr.html
WARELL, Johan (JWr) Lindby,
4 Colour
+ 4 IR Images (13, 17, 18,
https://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/~cmo/cmons/2020/index_JWr.html