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-- 25 November 1997 --

- From #197 we cite three articles -
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* OAA MARS SECTION
-- Mars Observation Reports of 1996/97 (#019)--
* 1996/97 Mars Sketch (1)
-- White-Cloud Burst over Elysium to the Morning Side at 107degs Ls - HIGA's Observation
* 10 Years Ago (27) (Japanese)
-- CMO #040 (15 November 1987)--


OAA MARS SECTION
1996/97 Mars Observation Reports , #019 ( 16 October - 15 November 1997 ) (English)
1996/97 火星観測報告 第19回 (1997年10月16日〜11月15日) (Japanese)

1996/97 Mars Sketch (1)
White-Cloud Burst over Elysium to the Morning Side at 107degs Ls - HIGA's Observation (English)
107゚Lsにおけるエリュシウムから朝方に掛けての朝雲活動−比嘉氏の観測を中心に(Japanese)
From CMO#040 10 Years Ago (27)
- CMO #040 (15 Nov. 1987)-
(Japanese)

 火星は1987年十一月には朝方の「おとめ座」中部にあった。順行の速度はゆっくりで、この時期も太陽との離角はまだ小さかった。視直径も四秒角以下であり、観測のシーズンではなかった。

 トップ記事は「The South-Polar Cap Boundaries Observed in 1986 (II)/ by Le-Hsia CHANG and Masatsugu MINAMI」が短い日本語の解説文を付けて英文で掲載された。これはCMO#029に掲載された記事の続きで、期間として1986年八月(216゚〜236゚Ls)の観測を解析して図示している。この期間に南極冠は融解が進み、観測された雪線は南緯60゜から70゚程にまで縮小していた。

続いて「Coming 1998 Mars」の五回目として、「1988年の火星物理表・その2」(浅田氏)が前号の続きとして掲載された。1988年五月から八月迄のデーターが表示されている。

 また南氏の「臺北回想 - Reminiscences of Taipei - (3)」がCMO#034以来久しぶりに登場した。十ヶ月に及ぶ臺北滞在中の様々な天象の観測場景が新聞記事のコピー入りで語られている。

 連載中の「D.C.パーカー氏の火星写真(1986年)の紹介」は八回目となった。七月21日(209゚Ls)の、ED200からの紫色光写真とTP2415による写真三葉の解説がされている。ω=90゚付近で、前回と日付がほとんど変わっていない事もあり、オピール、タルシス付近、オリュムプス・モンス辺り、ソリス・ラクス等の描写が繰り返し比較・説明されている。

 「夜毎餘言」は三回目になり、「英暦・米暦は何処へ行ったか」と題して、新旧の暦からの火星の物理表のページをコピーで配して、記号や時制の変遷を示した。

 来信には、前号に続いてドラジェスコ氏 から、御送付した印刷物への謝辞と近況が寄せられている(アフリカのルワンダに滞在していた)。他に台湾からは張麗霞氏・范光墻氏のお便り、イギリスからはマッキム氏の南氏への返事「On the haze activity in Aug 1986」が、フロリダからはビーシュ氏のお便りがあった。国内からは、中神輝男氏、阿久津富夫氏からお便りが寄せられた。阿久津氏のものは「Try-X Pan vs Tech Pan」とタイトルされて、惑星写真撮影における両フィルムの処理による比較や、三色分解の露出時間の比較表等が紹介されている。

(Mk) 村上昌己

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