ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

ELCAS・最先端科学の体験型学習講座(京都大学理学部)未来の科学者養成講座

体験アーカイブ・2009年4月4日

体験学習コースの受講模様を分野別に掲載しております。

数学

森脇淳 教授
チューター:木村嘉之(博士課程 2回生),長尾有晃(博士課程 2回生)

実施場所:理学研究科 3号館 109号室

これまで学習した事柄のなかで各自が興味を持ったものについて、以下の内容について高校生が発表しました。

・M.ホールによるラテン長方形の拡張

・P.ホールの結婚定理

・ベルトラン仮説

・反対鎖に関するシュペルナーの定理

・ライザーによるラテン長方形の拡張の必要十分条件

・平方数の和で表せる素数についてのフェルマーの定理

 

物理

チューター:佐田優太(修士課程2回生),酒向正己(修士課程2回生)

実施場所:理学研究科 5号館 511号室

今回は中間発表を行いました。

発表テーマは、「昨年の9月から現在までにELCASで学んできたこと」です。

前回からの2週間の間に、各自で完成させてきてもらったパワーポイントの資料を元に、再度発表練習を行い、若干の修正を加え、約20人の前で発表をしてもらいました。

各自で作ってきたパワーポイントの資料を合わせ、発表内容の確認をしている
これまで学んだ講義内容についての発表

受講したELCASメンバーの感想文

  • なんとか発表をまとめることができました。大勢の大人たにに囲まれてすごく緊張しました。やっぱりもっと精進しないといけないなと思いました。
  • 今日は発表することができなかったけれど、何個か質問に答えることができて良かったと思う。次回は、メンバーとプレゼンをすることになっているが、二人で協力し、是非、今回のものも活かしつつ完成させていきたいと思う。
  • プレゼンテーションはやっぱり難しいです。ウソは伝えたらダメだし、正しいことを伝えるにも説明をしっかりしないといけなくて、とりあえず、ちゃんと理解していないとだめだなぁと実感しました。
  • 今日の発表が上手くいってよかったです。質問がたくさんあったので「どうしよう」と思ったんですけど、それなりに答えられてよかったです。
  • 前回休んでいたので、発表ができなくて残念でした。しかし、みんなの発表を聞いて、とてもためになりました。みんなの素晴らしい発表を聞いて、次回の発表は頑張りたいと思います。濃い内容にしたいです(色々な意味で)
  • ついに発表を終えました。とても緊張しましたし、自分達が思っていることを伝えるのは想像以上に難しいと思いました。しかし、無事に終了したので良かったです。7月の最終発表も成功できるようこれからもがんばります。

天文

柴田一成教授

加藤精一非常勤講師

野上大作助教
チューター:西田圭佑(科学研究員),松本琢磨(博士課程3回生)

実施場所:花山天文台本館図書室

まず最初に、前回の宿題であったボール投げの問題について検討・議論を行った。具体的な内容は、富士山の頂上から初速何km/sでボールを投げると地球を一周して戻ってくるか、というもので数値実験、理論の両方から検討した。次に、制限3体問題に取り組む練習として、地球と月の間を周回する衛星の軌道を数値的に求めようと試みた。

ボール投げ問題について検討 次回の宿題について

プログラムの説明

受講したELCASメンバーの感想文

  • 前回のプログラミングの続きでした。質点に重力がかかっているときの動きをシミュレーションするという内容でした。なかなか興味深い内容でした。
  • なかなかうまくできず苦戦したが、グラフを出せたときにはよかったと思えた。また、できたいろいろなグラフを見ているのは面白かった。
  • 今日は難しい宿題がでて、いっぱい予習しようと思った。シミュレーションは、記号がこんがらがって、公式と見比べたり()を確かめたり、バグをとりのぞくのが大変だった。グラフがでてきて、その意味を考えるのは、科学っぽいなあと思った。前半、たくさんの人がいて、その中で発表するのは緊張した。いくつか、必要な補足がすっぱぬけたので、聞いてる人はきっとわかりずらかっただろうな、と申し訳なく思った。質問してもらうと、わかってないことがたくさん明らかになって、理解不足を改めて痛感した。
  • 今日は5時間たっぷりシミュレーションができ、前回にくらべてだいぶわかったと思います。できればこの実習の間にこのシミュレーションのプログラムをマスターして、いろいろなことをしてみたいと思います。
  • 主にパソコンを使った活動だったので、苦手な私には難しかった。4〜5時間もディスプレイに向き合っていたので、目も腰も疲れた。丁寧に写して、ちゃんと値っぽいのが出て良かった。プログラミングは1人でやらない方が良いと感じた。機械でも時間がかかる処理なのだから、人の手でやろうとすればものすごい時間が必要になると思い知らされた。
  • 僕は前回のシミュレーションを休んでいたので復習の時間があってよかった。先生方のやられていることのレベルの高さにおどろいた。授業参観は少し緊張した。
  • 本日はプログラムをいじる話だったのですが、何故か、上手にいかずに原因がはやくわかることに努力したのですが、中々難しいものです。けれど今回はよく理解できたと思いました。そして難しいけど、プログラムというものは、こんなに大変な計算をあっという間にしてしまって凄いなと思います。そして、条件はまだまだあるので、それを追加すればするほど精密になっていくので本当に奥深いと思いました。
  • 5時間ぶっとおしのELCASは、けっこうしんどかった。数式の意味を一つ一つ理解していけば、けっこう単純(?)なのかなあと感じた。とは言っても、Plato3にはなかなかなじめない。

生物

渡辺勝敏 准教授
チューター:池田紘士(研究員)
実施場所:理学研究科2号館 218号室

渡辺先生から、パワーポイントの使い方、及び良い発表、悪い発表とはどういうものかを解説していただいた。その後、実習生に自由に発表を作成してもらい、5~10分程度の発表実習を行った

発表に関する渡辺先生の講義
発表準備の様子。実際にパワーポイントを使ったことのある人が多く、手際よく発表スライドを作成していた。
  発表後の質疑応答。全員がしっかりと発表されえおり、質問に対してもはきはき答えていた。

受講したELCASメンバーの感想文

  • パソコンが重かったです。パワーポイントは前にも使ったことがありましたが、久しぶりに使うと、よくわからないものですね。何がどうなっているのかわからない所があったり、いつのまにか消えたりしていましたが、完成してよかったです。また使う時にちゃんと使えたらいいなーと思いました。

  • まさか視察の皆さんの前で発表することになるとは…。楽しかったけど、まだ膝が笑っています。今回、プレゼンを素早く作って発表するのがどれだけ難しいかよくわかりました。何回か練習をして、次回のプレゼンまでに、他の様々な機能も効果的に使えるようになりたいです。

  • パワーポイントを使うのは初めてじゃなかったので、使い方は割とすんなりといったけど、プレゼンにおいての注意点や、大事なところというのを聞くことができたので、学校でプレゼンをするときにもそれを念頭に置き、わかりやすく伝わりやすいようにして、今回の講座を役立てることができればいいな、と思います。みんなのプレゼンをきいている中では、新しい知識が入ってきて楽しかったし、どうすれば効果的に伝えることができるのか考えることができました。

  • 私は今日初めてパワーポイントを使った発表をしました。他のメンバーはみんな、使った経験があり、中には、授業でもいつも使っているという人もいて、ほんとにびっくりしました。ELCASに来てよく思うことなのですが、他の学校は私の学校と違い、実験もいろんなことをしてるし、パソコンを使った発表とかもしていて、私の学校って、少しおくれてるのかな…と悲しくなったりします。ELCASは、そういうことも知れて、すごく楽しいです!
  • 今日はパワーポイントを使ってちょっとしたプレゼンを作りました。プレゼンの内容を決めるのに苦労しました。プレゼンを作った後、発表があったのですが、ゲストがいっぱいいて、少しはずかしかったです。他のみんなのプレゼンは、とてもわかりやすく、面白かったので感動しました。
  • 今日はパワーポイントを使いました。いつもつかってるやつは2000とかだったので2007ははじめ、何をしたらいいのかわからなかったです。でも使ううちになれてきて、なんとかなりました。また、発表では、あまりアイコンタクトができなかったのが残念でした。(たくさん人がいたので少し緊張していたから)他の人の発表はほんとに面白くて笑ってました。楽しかったです。